目次
ホームページで集客する上で、スマホからの見られ方が大事だということは皆さんご存じだと思います。
今回は、そこからさらに一歩進んで弁護士のホームページにおけるスマホ対策のポイントについてお話していきたいと思います。
世間では、「スマホ対策をしましょう」ということが言われ続けているので、今更感はあると思いますが、そこからどうしたらスマホサイトをより良くしていけるのでしょうか。
現在、離婚案件の8~9割はスマホからの問い合わせとなっています。
相続案件でも6~7割くらいはスマホからの問い合わせです。
スマートフォンサイトを片手間で対策していくというよりも、いかにスマートフォンを使ってお客さんを取っていくかという方向に頭の中をシフトチェンジしていってください。
スマホファーストのサイト制作が必要な理由は下記のコラムで述べています。
ご参考にどうぞ。
関連記事
スマホファースト
スマートフォンサイトを使ってお客さんをとるには、デザインやどういったところに注意してサイトを作らないといけないのかを考えていきましょう。
また、今ご自身が持たれている特化サイトをスマホで見ていただいた際に、リニューアルする場合はどういうところに注意して追加・修正を加えていったら良いのかという視点をお伝えできればいいなと思います。
そもそもスマートフォンに最適化をしないといけない理由はなんでしょうか。
それは、スマホユーザー数が増えてきたこと以外にも2つ理由があります。
1つは、ユーザビリティを上げることで問い合わせ率を向上させることが目的になります。
前述したように、自然検索も広告を使う場合でも、結局ユーザーはスマートフォンであなたのサイトを見るので、スマホのユーザビリティや使いやすさ・訴求性を上げていかないと結局問い合わせ率が上がっていかず問い合わせに繋がらないということになります。
例えば、今はもうほとんど見かけませんが、PCサイトのままだったら拡大しないと文字が読めないとか、電話番号を押しても反応しないようなサイトがユーザビリティの低い例としてあげられます。
そういったユーザビリティの低い部分を少しずつ修正していき、ユーザビリティを上げることで問い合わせ率を向上させることがスマートフォンに最適化しないといけない理由の1つです。
もう1つのスマートフォンを最適化する理由がSEOの観点です。
今Googleではモバイルファーストと言われてすでに2年たちました。
基本的にはSEOの順位を決める際に何を基準に見るかというと、スマートフォンのソースコードや、スマートフォンのサイトを見て評価します。
極端な話、PCサイトはスマホサイトに比べて評価の優先度が低くなっているでしょう。
スマートフォンの使いやすさやソースコードがSEOの観点にそもそもなっているので、そういう意味ではモバイル版、つまりスマートフォンサイトの最適化をすることによってSEO自体の順位も上げることができます。
ですから、しっかりとスマートフォン向けサイトの最適化を実践していく必要があるということなのです。
では、具体的に法律事務所がスマートフォン対策をするとき、スマートフォンサイトをより良くしていく時のポイントを8つ上げますのでご確認ください。
1つめは、文字を大きく見やすくしてください。
スマートフォンはデバイス自体が小さく、字も細々していると見にくくなってしまい離脱の原因になります。
せっかく内容が良くても、見にくいから見るのをやめてしまうというのはもったいないので、まずは文字を大きく見やすくすることを重視してください。
2つめのスマートフォン最適化のポイントは、電話機能を優先してください。
基本的にはスマホは当たり前ですが、スマートフォン=電話です。
最後は電話をするものです。
問い合わせフォームも使いますが電話する方が非常に多いので、当たり前ですが、電話番号をタップしたら電話ができるようにしましょう。
また、今弊社でも増えているのが、フローティングバナーと言って、スクロールした一番下に必ずスマートフォンの電話番号のボタンやLINEのボタンが押しやすいように表示されています。
そこで、電話機能をできるだけ優先するようにしてください。
ご自身のサイトもそうなっているか確認してみましょう。
スマートフォンサイト最適化のポイント3つめとして、問い合わせフォームの入力はできるだけ簡単にしてください。
問い合わせフォームで問い合わせする人もスマートフォンでも一部はいますが、そもそもスマートフォンで問い合わせフォームは使いづらいです。
だから、例えば選択できるようなボタン表示にしておく等、できるだけ問い合わせフォームも入力が簡単になるように最小限の作業でお問い合わせできるように設計しましょう。
スマートフォンサイトの最適化のポイント4つは、ファーストビューを重視して優先度の高いものを上位表示するようにしてください。
スマートフォンは縦型のスクロールなので基本的には上から順に見ていきます。
PCだったら横画面で人それぞれ見るところが違います。
しかし、スマートフォンは100%上から見ることになります。
ということは、ファーストビューを見た瞬間に印象が決まります。
また、見たいものをすぐに見せられるようにそのコンテンツにたどり着く必要があるので、ファーストビューを重視して優先度の高い「これ見て欲しいな」「これ見られるだろうな」というものを、できるだけすぐにタップできるように設計する必要があります。
ご自身のサイトももう一度確認してみましょう。
事務所案内や費用はアクセスが多いので、そういったページにすぐにたどり着けるようになっているのか。
見たいところにすぐにたどり着けないとすぐに離脱されてしまうので、もしそうなっていないのでしたら、改善の余地があるということになるでしょう。
スマートフォンサイトの最適化のポイント5つめは、表示速度を速くすることです。
スマートフォンは見たい時にすぐに見られることが大事になってきます。
いまだにパッと見たときに表示が遅いサイトを見かけますが、すぐに見たいのに表示が遅いと見る気がなくなってしまいがちです。
その結果、ユーザーの離脱につながり、検索順位も下がってしまうでしょう。
SEO的にも表示速度が重要となってきますので、すぐに表示されるよう対策しておきましょう。
インターネット回線の問題ではありません。
サイト自体の表示速度を調整する代表的な例は重い画像を差し替えるなどが挙げられますが、そういった細かい調整はホームページの制作会社に聞いてもらったら良いと思います。
スマートフォンサイトの最適化のポイント6つめは、リンクは画像やバナーを使って分かりやすくすることです。
次のページにとぶリンクはできるだけ画像で分かりやすい設計にしておいてください。
あなたも、とあるPCサイトで、分かりにくいリンクに出くわしたことはありませんか。
リンクというものはパッと見て一瞬でリンクと判断できてタップするという動作が一瞬のうちに行われますので、できるだけ違うページに飛ぶもの(リンク)は画像やバナーで大きく分かりやすくしておくようにしましょう。
事務所案内のページに飛ぶのなら「事務所案内」と書いておきましょう。
テキストリンクだとしても、きちんと文字の色を変えたり、太文字にしたりしてリンクをできるだけ分かりやすくする必要があります。
スマートフォンサイトの最適化のポイント7つめは、コンテンツはできるだけ絞ることです。
また、階層を浅くすることです。
なぜなら、スマホで階層の下の方まで見ていくのはしんどいからです。
そして、画面遷移をできるだけ少なくするように考えてください。
スマホサイトとPCサイトでは全く設計が違い、スマートフォンはユーザーにとって縦スクロールが一番楽です。
PCサイトはどちらかというと、クリックしていってどんどん次の画面にジャンプするように作られています。
横画面なのでそのパソコンの中でおさまりたいというのが特徴です。
気になるものは次のページへ飛んでいくというシステムで、あまりスクロールを得意としません。
一方、スマホはスクロールがラクなので、できるだけシンプルに2~3画面で終わって問い合わせまで行きたいので、コンテンツ数は絞って、階層は浅くして、画面遷移を少なくするということを考えて設計してもらえたらいいかと思います。
これは他のコラムでもご紹介していますが、スマートフォンサイトの最適化のポイント8つめは目次をしっかり用意することです。
コンテンツをできるだけ縦スクロールで、1画面にギュッとおさめるためには、目次があった方がユーザーにとって自分の興味にたどり着きやすくなります。
記事の中に目次をキレイに設置して、すぐに自分の必要とする情報にたどり着けるようにしておいてあげる必要があるでしょう。
スマホサイトは、できるだけシンプルで分かりやすくというのがテーマです。
常日頃から自分でもサイトを見る時にスマートフォンでチェックするクセをつけておいた方が良いでしょう。
どうしてもビジネスをする人はパソコンで確認しがちですが、ユーザーの大半はスマホを使ってアクセスしてきますので、パソコンで確認したところで意味がないことでもあります。
逆に考えると、PCサイトの出来が悪くても、スマホでの表示がきちんとされていればオッケーという考え方もあります。
どうしてもパソコンで確認するクセがあると思いますが、スマホで見るようにクセをつけるのが一番良いでしょう。
以上、スマートフォンサイトを最適化するポイントも8点あげさせていただいたので、一度点検の意味でご自身のサイトを見ていただいて一つずつ確認してみましょう。
細かいものだったら修正して、あまりにも修正が大変というものに関してはリニューアルしていただけたら良いと思います。
詳しいSEO対策の方法は下記のコラムでご紹介しています。
ご参考になさってください。
関連記事
2022年法律事務所最新SEO対策 内部対策編
関連記事
2022年法律事務所最新SEO対策 外部対策・コンテンツ施策編
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。