今や夫婦の3組に1組は離婚しているといわれる時代。
弁護士事務所において、業務の3割は離婚に関するもの。
1980年には約14.2万件だった離婚件数は、2019年には約20.8万件と約1.5倍となり、身近でも離婚の話を聞く機会が増えたように思います。弁護士事務所に寄せられる相談の中でも、離婚や慰謝料に関するものは特に多いのではないでしょうか。そしてニーズの高い案件だけに競合する弁護士事務所・法律事務所のWEBサイトでも、「離婚」というキーワードや受任につながる内容に注力していることでしょう。
離婚案件を受任するためには、まずは検索者にサイトへ訪問してもらうことが大事。見込み客となる相談者に、事務所のことを知ってもらわなければ始まりません。
まずはGoogleやYahoo!等の検索エンジンで、「地域(市区町村)+離婚 弁護士」というキーワードで検索上位に表示されることを目指しましょう。
もちろん最終目的は離婚案件の受任ですので、サイト訪問者に「信頼できそうだな」「安心感があるな」と感じてもらえるサイトにしておくことも重要です。
相談者にとって担当する弁護士のイメージは非常に重要ですので、信頼感や安心感ある写真を用意します。また当然ながら離婚を考えている人の半数は女性ですので、相談者に安心感を持ってもらう意味でも、女性スタッフにも可能な限りサイトに登場してもらいましょう。
離婚問題は、人間関係や親権・金銭問題が絡むため、解決までの道のりがどうしても長くなります。ですから、相談を受けてから~解決までの道のりをイラストや図解を利用して、わかりやすく説明しましょう。見せ方や表現方法を工夫して相談者の不安を少しでも取り除くことで、より気持ちをつかめるかもしれません。
例えば小さな事務所なら「親身な人間関係」を訴求、大きな規模の事務所であれば「スケールメリット」を訴求、女性弁護士であれば、「女性ならでは」を訴求するなど、それぞれの強みをコンセプトにします。このように離婚サイトでは、コンセプトを明確に打ち出し、相談者の心を引き寄せる必要があります。
どんな弁護士やスタッフが働いている事務所なのか?
安心感や信頼感を感じられるように、顔が見えるキービジュアルを採用しましょう。
離婚サイトの場合は特にこれらのコンテンツを表記すれば、より訴求力が増すでしょう。
依頼者の立場になって、抱えている悩みや要求の共感を図るコンテンツを記述しましょう。例えば、
上記のようなケースを記述して自身のケースの共有を図り、
「当事務所or私であれば、あなたのお悩みを解消できる」という表記を入れ、問題解決能力の高さを訴求しましょう。
相談者に安心感や親近感を抱いてもらえるよう、離婚問題に対する思いや依頼者に寄り添う心情などを、弁護士自身の言葉で写真入りで伝えましょう。難しい言い回しや専門用語を使わず、分かりやすい表現で伝えるのがポイントです。
法律事務所や弁護士が依頼者から選ばれる理由を、サイトのコンセプトや強みを交えてわかりやすく表記。離婚を考えている相談者の不安や心配事は何か?も意識するようにしましょう。
ケースごとに異なる離婚や慰謝料に関する解決事例を、視覚的に理解してもらう工夫が必要です。
依頼者は端的なコンテンツでないと、その個所を読み飛ばしてしまいます。わかりやすいキャッチやそれを解説する短いセンテンスの文章で構成しましょう。可能であればデザイン装飾をしたり、イラストを多用したページづくりを心がけたいものです。
依頼者は、弁護士に依頼する際の金銭的負担に敏感です。
コンテンツ01でも記述したように、「相談料・着手金は0円(もしくは無料)」といった表記を入れることで、自所へ気軽に連絡してもらえる工夫が必要です。
これらのコンテンツを記載することで、サイト閲覧者にさらなる安心感を与えましょう。
相談者が抱える離婚問題を解決に導くためのコンテンツと同様に、相談から正式な依頼に至るまでの流れを説明することも忘れてはいけません。ここでも相談者が分からないであろうことをイラストや図を使って、分かりやすく説明することで安心感や信頼感が増し、受任率アップにつながります。
相談時に、依頼者が事務所に訪問しやすいよう、スマホで見やすいgoogleマップを設置しましょう。
車・電車など異なる交通手段での来訪方法を、丁寧に記述しましょう。
冒頭でも触れましたが、「地域(市区町村)+離婚 弁護士」というようなキーワードで検索上位を狙います。当然のことながら同地域の弁護士事務所も、離婚にまつわるキーワードを狙っていますので、検索で上位表示されることは簡単ではありません。
当ページで紹介する離婚サイトの基本を押さえ、離婚に関連する話題のニュースを交えたコンテンツや、解決事例の紹介コンテンツを増やしていくことで、効果が出てくるはずです。
MEOとは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、Google mapに事務所を表示されやすくする施策です。具体的にはまず以下のようなことを行います。
相談者が弁護士や法律事務所を探す際、まず自宅や職場などから訪問しやすい地域から探します。つまり「事務所の地域名+弁護士」といったキーワードで検索すると、検索結果1ページ目にGoogle mapも表示されるわけです。ここに事務所名が表示されることは、大きなアドバンテージになります。
弁護士・法律事務所にとって離婚案件は、積極的に受任したい案件のひとつでしょう。弁護士や法律事務所向けポータルサイトは「地域名+離婚」というキーワードで検索上位の常連です。
ポータルサイトはニーズの高さから掲載数も多いためSEOにも強く、集客戦略に欠かせない媒体といえます。自サイトの運用と並行して活用することで、相談件数の増加が期待できるでしょう。
離婚に関連するSEOは、弁護士・法律事務所による熾烈な競争にさらされていることをご説明しました。リスティング広告のクリック単価は地域にもよりますが概ね300円程度で推移しています。
リスティング広告での集客率は、概ね1/3 ~1/4の割合で成約するという統計データがあります。予算が許すのであれば、積極的にリスティング広告施策は実施したいところです。
離婚専門サイトを立ち上げるのは、競合より検索で上位表示され、競合より安心感や信頼感を訴求して案件獲得数を伸ばすことが目的です。特に法定人口が30万人以上の中核市では、専門サイトなくしては勝ち残るのが難しいのが現状です。
しかし中核市以下の自治体がターゲットになる場合は、人口規模が小さければ比例して競合も少ないことが多いため、既存サイトへのSEO対策をご案内するなど、より効果的な施策をご提案しています。
冒頭でも述べたように、弁護士事務所にとって離婚はスタンダードな事案。それもあって、どの事務所でも離婚故は欲しい案件。この事案は競合も多く、リスティング広告ではクリック単価が300円程度で推移。
あくまで統計的な話に基づく例ですが、離婚に関するコンバージョンレートは…
となっています。
このような状況では、新規の事務所や中小の事務所でも、リスティング広告での集客は可能といえるでしょう。
我々レップリーガルは、離婚専用サイトを持つ基準を「30万人以上の中核都市か否か」と設定。
中核都市よりも小さな自治体で開業されている事務所には、専用サイトではなく既存サイトでのSEO対策をご案内するなど、より効果的な対策をご提案しています。
このように一見、そこまで難しくないように感じる離婚事案集客ですが、業務面では難しい部分もあります。例えば精神面の疲弊…。離婚は、女性による相談が多い案件。相談者たちの切なる悩みに引きずられると、かなり精神的に疲弊する弁護士も相当数いらっしゃいます。
また離婚案件は、結婚生活のデリケートな部分に触れることもあり、情勢は同姓である女性の弁護士に依頼を掛けたがる傾向がどうしても強くなります。そうなると、男性お一人で取り仕切っている弁護士事務所や女性弁護士が在籍されていない事務所は、苦戦を強いられることも多くなります。ただそのような場合も、まったくプランがないわけではありません。事務所の規模に合わせた効果的なサイト制作・人柄や女性スタッフや女性を前面にサイト上に押し出した構成・女性でも利用しやすい、色合いやアイコンのデザインを心がければ、活路を見出すこともできるでしょう。
これから『弁護士向けホームページ』を作られる方、
リニューアルをされたい方に対し無料相談を受け付けております。
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サイト全体のイメージとして、まずは誠実さ・安心感・信頼感が感じられるかが重要です。そのためには、弁護士や事務所スタッフの顔がわかり、事務所の雰囲気が感じられるような写真を使用し、過去実績の紹介の仕方などにも気を配る必要があります。