第7回:リスティング広告とポータルサイト活用術 |弁護士・法律事務所専門 ホームページ制作会社

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第7回:リスティング広告とポータルサイト活用術

これまでの一覧はこちら↓
ネット集客
 
前回のネット集客とSEO対策についての話を読んでおられない方はコチラからどうぞ。

第6回:ネット集客とSEO対策のメリットデメリット


 
SEO対策
リスティング広告
 

第7回:リスティング広告とポータルサイト活用術


 

リスティング広告にかかる費用

リスティング広告といえば、お金がかかる。と真っ先に考えられる方も多いと思います。
しかし、正しい知識をつけてしっかり運用していけば費用対効果が見込める集客方法となっています。
詳しく見ていきましょう。
 

リスティング広告とは

リスティング広告とは、クリック課金型広告です。
リスティング広告は、GoogleやYahooの検索エンジンで上3つや下3つのところを出てくる広告の欄にあります。
これはクリック課金型広告とも言われ、表示されるだけでは課金されません。では何に対して課金されるのかというと、広告欄に載っているサイトを見ようとクリックをされた時に費用が発生します。
 
リスティング広告
 

リスティング広告にかかる費用

リスティング広告にかかる費用は、オークション制度に近くて値段だけではなく品質にも関係してきます。
たくさんの競合がいたら、1クリックに対する値段は高くなります。
1クリックに対する値段のことをクリック単価と言います。
例えば、東京での1クリックの単価が700円800円するのに対して、大分では、競合がいないから100円だったりします。
このように、競合との兼ね合いでクリック単価は決まっていきます。
ですので、狙いたいワードで競合がいるかどうかを調べて値段との兼ね合いを決めていくことが重要となってきます。
 

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは3つあります。

  • 即効性がある
  • 広告費を自分でコントロールできる
  • 他社への依存性が低い

では、具体的にみていきましょう。
 

即効性がある

リスティング広告のメリットは、SEOとは逆で即効性があることです。
Google広告やYahoo広告は勉強すれば自分でも設定はできなくはないです。
基本的には設定した瞬間(およそ30分以内)に検索の中の広告欄に出すことができます。
1〜2年のスパンをかけて上位表示を狙っていくSEO対策とは真逆です。
つまり、「大阪 離婚 弁護士」などで調べた人に対して、今日、明日からでもアプローチでき、自分のサイトを見にきてもらえるというメリットがあります。
 

広告費を自分でコントロールできる

リスティング広告のもう1つのメリットは広告費をいくら支出するのか自分でコントロールできるところです。
リスティング広告は設定で1日の上限を決めることができます。
今日は広告費を5000円までにしたい、今日は3000円までにしたい。というように、希望に応じて毎月の設定で1日の上限を決められます。
次の表で具体的に見ていきましょう。
 
リスティング広告
 
例えば、1ヶ月に5万円を広告費で使いたいとします。
すると5万円を30日間で割ると、1日1666円となります。分かりにくいので仮に1500円としましょう。
1日の上限が1500円で、クリック単価が500円だとすると、1クリックされる毎に500円ずつ消費されていきます。
1日の上限を1500円に設定しておけば、3回クリックされると1500円となりますので、その日はもう検索に引っかからない、広告に表示されないような状態にすることが可能なのです。
 

他社への依存性が低い

他社への依存性とは、他社のホームページに自社の紹介を掲載させてもらっているか否かということです。
つまり、弁護士ドットコムさんや、〇〇広場さん、ココナラさんなどのポータルサイトに掲載させてもらっている状態は依存性が高いということです。
逆に他社への依存性が低いということは、ポータルサイトに掲載せずとも、自社でリスティング広告をかけたりSEO対策をして集客できるということになります。
ですから、自分でしっかりコントロールできる部分が多いので他社への依存性というポイントで見た場合にはメリットと言えます。
 

リスティング広告のデメリット

次にリスティング広告のデメリットをご紹介します。

  • 設定をきちんとしないといけない
  • 外注する場合は業者への手間賃がかかる
  • クリック単価が高騰しているワードがある

具体的に見ていきましょう。
 

設定をきちんとしないといけない

当たり前と言えば当たり前なのですが、設定をしっかりしないといけません。
前述した1日の上限設定にしても、設定していなければどんどんクリックされて大変な金額を請求されかねません。
どういうシステムになっているか等、ご自身での勉強も必要になってきます。
 

外注する場合は業者への手間賃がかかる

こちらも当たり前のことですが、ご自身で時間が取れない場合や専門の業者に任せる場合は、その手間賃がかかります。
広告費とは別に費用が発生するので予算を見直して大丈夫そうなら業者へ外注するのも一つの手と言えます。
 

クリック単価が高騰しているワードがある

多くは訴求性の高いワードが高騰する傾向にあるでしょう。
プレイヤーが増えてくるとどうしても人気のワードは競争になりクリック単価が高騰してきます。
例に出すと、「東京 交通事故」などのワードではクリック単価が高騰しており2000円3000円の世界になっています。
そうなると、それでも広告費をかけるのか違うワードにするのか、広告をかけたいワードとクリック単価をしっかり見極めながらやっていく必要があります。
 

リスティング広告から受任までの流れ

クリック単価が高騰していると、その値段だけで驚かれる方もいらっしゃいますが、広告を出してから受任までの流れをご理解いただけると納得されるでしょう。
ここでは、交通事故を例にご紹介します。
 
リスティング広告
 
「交通事故 大阪」でリスティング広告を回そうと思うと、1クリック1500円くらいかかる時があります。
今まで広告費をかけたことが無い人は、わざわざ1クリックしてもらうのに1500円もして高いなぁと、そこでびっくりされてしまいますがそこはグッと堪えて広告費にお金をかけるとします。
もちろん、クリックされた先のサイトでは、顧客の求めている情報に対するしっかりした回答と設定を用意しておきましょう。
すると、30回に1回くらいは問い合わせがきたりします。
交通事故はすでに起こってしまっていることなので、問い合わせからの受任率が意外に高かったりするんですね。そういう意味では2回に1回くらいが受任に繋がります。
 
この場合の費用を計算してみると、クリック30回で1件問い合わせなのですから、1500円×30回=45000円。45000円で1件問い合わせです。
問い合わせ2件で1件受任。つまり1件受任を取るためには45000円×2=90000円。
1件の受任を取るために9万円を広告費にかけるという計算になります。
9万円広告費はかかるけれど、逆に考えると、9万円で受任が取れるなら、広告を回し続けたら割と利益率も上がってくると考えてられます。
 
離婚や相続だったらクリック単価は500円に下がりチャンスも広がります。
だから自社のサイトを使って集客するときは、SEO対策とリスティング広告のバランスをしっかり使ってやっていくということが大事でしょう。
 

ポータルサイト活用術

ポータルサイト
 

ポータルサイトとは

ポータルサイトとは、弁護士ドットコムをはじめとした、複数の法律事務所、弁護士が掲載され、法律相談や弁護士情報・口コミ・法律に特化したニュースやコラムなどが掲載されたサイトです。
掲載してもらうには、掲載料として一定の支払いが生じるシステムになっています。掲載料はサイトによって様々で、ピンキリですので見極める目が必要となってきます。
では、次にポータルサイトのメリットデメリットを通して見極め方を紹介します。
 

ポータルサイトのメリット

ポータルサイトのメリットは3つあります。

  • ユーザーが既に集まっている
  • 即効性がある
  • サイトによっては確実性もある

では、具体的に見ていきましょう。
 

ユーザーが既に集まっている

メリットの一つ目としてはポータルサイトは既にユーザーが集まっていますから、一から自分でサイトを作って集客しなくても良いということです。
 

即効性がある

ある程度出来上がっているサイトに自社を載せてもらうので、即効性は一番高いです。
SEO対策で1〜2年のスパンをかけることを思うと、即効性があることはとんでもないメリットに思えてきます。
 

サイトによっては確実性もある

弁護士ドットコムさんのようなしっかりとしたユーザーからも認知のあるような実績のあるサイトに載せたら、確実性も上がります。
食べログさんのようなポータルサイトを思い浮かべてみてください。そこに自分の飲食店を掲載したらそれなりに集客できるということがご理解いただけると思います。
 

ポータルサイトのデメリット

即効性もあり、確実に集客できるとなれば多少お金をかけてでもポータルサイトに掲載してもらおうと思われた方もおられるのではないでしょうか。
次にお話しするデメリットもしっかり理解した上で行動に移されてくださいね。
ではポータルサイトのデメリットも見ていきましょう。
 

当たり外れがある

ポータルサイトには当たり外れがあります。
ポータルサイトから「掲載しませんか」といろんな営業が来ることがあると思います。
しかしその見定めを間違ってしまうと大変なことになります。
注意しなければならないのは、1年縛り2年縛りだったり、やけに掲載料が高かったりする場合です。
例えば、1年縛りで月5万円のポータルサイトに掲載してもらうことにしたとしましょう。そのサイトが当たりじゃなかったら、その掲載した事務所は1年間全く集客できないという状態になってしまいます。そう考えるとすごいリスクです。
中には、コスパのいいポータルサイトもあるので、積極的に使った方がいいのですが、どのポータルサイトにするのか選定をするためにしっかり情報収集をしていくことが重要となってきます。
 

他社に依存する

これはリスティング広告の項で前述した通り、ポータルサイトは他社への依存が高いです。
自社が掲載しているポータルサイトの調子がいい間はいいのですが、不調でサイト自体が潰れてしまったらどうでしょう?他の集客の策を考えていかねばなりません。
 

流行り廃りがある

ポータルサイト
 
ポータルサイトには有料のサイトも無料のサイトもたくさんありますが、大体2〜3年で状況が移り変わります。
たくさんあったのが、潰れてなくなってしまっているサイトもありますし、逆にポッと出てきたサイトが大きくなっているということもあります。
そういう意味でも、時代の移り変わりをこまめにチェックしていく必要があるでしょう。
 

まとめ

今回はリスティング広告とポータルサイトの活用術についてお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。
SEO対策、リスティング広告、ポータルサイト、それぞれのメリットデメリットを活かして、ご自身にあう集客方法を見つけてくだされば幸いです。
もう少しこの部分について詳しく聞きたい、この場合はどうなる?というご質問等などございましたら、弊社にお気軽にご連絡ください。
さて、次回はバナー広告、新聞広告、マスメディア広告についてお伝えしていきます。お楽しみに。
 
【第6回:ネット集客とSEO対策のメリットデメリット】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-6nd-html.html
 
【第8回:集客ツール全体像】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-8nd-html.html
 
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