いつもご覧いただきありがとうございます。
合同会社レップリーガルの川原です。
ありがたいことに、弊社では独立を考えられている方からのご依頼がかなり多くありまして、独立サポートセンターみたいになっております。
人によっては、「事務所はこの場所に決まりました!サイト制作をお願いします!」という方もいらっしゃる一方、場所自体のご相談をいただく場合も少なくありません。
そこで今回は、独立する場合の事務所の場所選定のポイントを3つ+番外編でお伝えしたいと思います。
事務所の場所選び1つ目のポイントは、裁判所の近くに事務所を構えなくてもなくても良いということです。
ひと昔前は弁護士と言えば、盲目的に裁判所近くに事務所を持つのがステイタスというのが当然の流れでした。
それが今結果的にどうなっているかというと裁判所の周りに弁護士事務所しかないという状況になっています。
もちろん、弁護士の立場からしたら裁判も多いですし裁判所近くに事務所があるのは何かと便利です。
そういった理由で裁判所の近くに弁護士事務所を構えられている方が多いですが、あくまでそれは弁護士の視点であって、依頼者はそこまで重視する点ではありません。
更に今はネットの時代なので他の事務所との差別化という意味でも、わざわざ事務所乱立地域で勝負をするよりは、例えば少し郊外に事務所を構えた方が地域密着みたいな形で勝機を見いだせるチャンスもあるでしょう。
特に裁判所付近は家賃も高いです。
高い家賃を払うくらいなら広告費に投資した方が良いでしょう。
事務所の場所選び2つめのポイントは乗降客数に注意することです。
ウィキペディアで駅名を検索すると、1日の平均乗降客者数が載っています。
これを1つの目安として事務所選定する方が多いです。
これは実際にあった話です。
「1日の乗降客者数は多いのですが、なかなか問い合わせが来ないです」というご相談がありました。
実際に色々調べてみたところ、その駅に関しては駅の中で乗り換えが完了する駅だったのです。
つまり、乗る人も降りる人も多いけれど駅の中で例えば阪急とJRの路線が繋がっていて人が改札から外に出てこないので、実際はその駅の近くに住んでいる方ぐらいしか問い合わせが発生しなかったという事例でした。
電車の乗降客数も一つの基準ですが、沿線をきちんと理解して必要以上に沿線にこだわり過ぎないことも大事なポイントとなるでしょう。
事務所の場所選び、3つ目のポイントは人口をきちんと見ることです。
人によっては、故郷に錦を飾りたいという意味で人口を全然関係なしにしてそこで事務所を立ち上げる方も少なからずいらっしゃいますが、そのようなこだわりがなければ人口はきちんと調べておきたいポイントです。
セミナーでもお伝えした内容と一部かぶってしまうのですがウェブ集客において人口は一つの要因となります。
どんなに良いサイトを作って、どんなに良い事務所を作ったとしても人がいなければそもそも勝負ができません。
こうした話は前の投稿もご参考にしてください。
“愛媛県松山市で交通事故案件を集客する場合“
“質問に回答兵庫県宝塚でサイト集客する場合”
私達は1つの基準として、ウェブ集客をするなら人口30万人くらいでできるという結論にいたりましたので、ウェブ集客をするなら人口の数に注目してみましょう。
4つ目は番外編になります。
事務所をかまえる場所を選定した上での話にはなりますが、駅や地域が決まれば、その駅名や地域名を事務所名に取り入れることは良いことです。
その理由としては、2つあります。
事務所名に駅名や地域名が入っていると、それだけで地域密着感が出て親近感がわきます。
また、SEO的には圧倒的に有利に働きます。
「地域名+弁護士」のキーワードで検索結果が上がりやすく、狙ってなくても勝手に上がるので相乗効果だと思います。
格好つけて横文字の事務所名にしてもいいのですが、地域密着でするのなら駅名や地域名を意識したネーミングは有効となるでしょう。
弁護士事務所の場所選び、3つのポイント+番外編はいかがだったでしょうか。
以上、事務所の場所選定基準を3つ+番外編をお伝えしました。
ご参考にしていただけると幸いです。
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。