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集客をしたいと言っても、どの広告ツールを使ったらいいのか迷いがちです。
より多くの潜在顧客に認知してもらうために、広告の使い分けは重要です。
今回は、集客ツールの全体像を解説します。
前回の記事はコチラ
前回までの解説で、よりニーズのある潜在顧客にアプローチする方法としてSEO対策、リスティング広告、ポータルサイトの解説をしてきました。
とはいえ、バナー広告やSNS広告などその他ツールを使う場合は、どういうものかということを分かった上で使えるようになるとより効果的です。
一緒に見ていきましょう。
皆さんもご経験があると思いますが、Yahoo!のトップページやYouTubeの画面下にバナーと言われる広告が出てくることがあります。
こういったバナーを画面上に出して集客する方法がバナー広告です。
バナー広告の費用
基本的にバナー広告の費用は、ピンキリで、1万円から100万円以上するものまであります。
自社でバナー広告を使う場合は、1クリック10円からでも出すことが可能です。
バナー広告のメリットは、大規模に認知ができる点です。相続や離婚に興味が無い人にまでバナーを出すことができます。
ブログに載せているバナーは見る人の属性、つまり年齢や性別を選んで表示させることも可能です。
大規模に認知を図っていき、広告の数を打ちたくさんの人にリーチをして1人当たればいいというようなものになりますので、長期的に「離婚に強い事務所です」「交通事故に強い事務所です」というようなブランディングをするときに役立ちます。
即効的に集客がしたい場合には、向いていません。
大規模の人にワンクリック10円などで認知はできますが、1000人クリックしたとことで問い合わせは1件もないということもあり得ます。
これは、検索をした人に広告をかけるのか、検索をしていなくて単純にブログを見ている人に広告をかけるのかの違いになります。
Facebookやinstagramに出てくる広告です。
バナー広告とほとんど一緒ですが、唯一SNS広告で違うところは、より属性がはっきりしているところです。
例えばFacebookなら年齢や職業まで登録欄があり、広告を表示させたい人を設定することができるので、より角度の高い広告を出せます。
クリック課金型の広告よりも費用が安いので属性がはっきりしている場合はやってみる価値はあります。
SNSでは、弁護士ビジネスのユーザーカテゴリー分けがありません。
もちろんSNSのプロフィール欄にユーザーがわざわざ交通事故で困っています、離婚で困っていますと書いているなんてことも当たり前ですがありません。
色んな人に広告を流してヒットすればいいかな、というバナー広告に近い集客方法になります。
新聞広告は、大きく分けて2つの活用方法があります。
新聞を見ている人で、今すぐ弁護士案件で困っています、という人はほとんどいません。
新聞を見る人は多いですが、興味のある人が少ないので、効果というには中々発揮できないのが現状です。
セミナー告知などには一定の効果があったりします。
例えば、弊社の例ですが、相続系のセミナーを無料で行うチラシを入れたことがあります。
無料で相続の知識や遺言書の書き方が分かるので、割と反響がよく神戸で15人くらいの方がセミナーに集まってくださいました。
そして、実際に相談につながった例もあります。
これは昔過払い金が流行った時期によくされていた手法になります。
今すぐ客にはつながりにくいです。
新聞に○○事務所ですと広告を載せたところで中々集客にはつながらないのが実際のところです。
駅看板・駅ポスターとは、駅構内やホームなどに掲載される広告のことです。
1週間~半年程度の短期や、長期の出稿が可能で、イベント告知などの短期的なPRや、近隣の施設・店舗の認知向上を狙う長期的な施策にも活用できます。
その地域に住んでいる人に覚えてもらいたい場合に効果的で、事務所の認知には効果的です。
今すぐ客へのリーチにはつながりにくいです。なので、広告費10万円を使って今すぐ集客がしたい場合には効果はあまり期待できないでしょう。
ある程度、SEOやリスティング、ポータルサイトでのウェブマーケティングで事務所名が認知され安定してきて今すぐ客が来る状態になっていれば、地域マーケティングとして長期的に集客を考える際には有効な手段といえるでしょう。
視聴者に向けて一斉に広告を発信できるので話題性が高く、多くの人に認知されやすい媒体です。
また、本来興味がなく接点がなかった瀬在顧客にも広告が届くメリットがあります。
何千万人という大量の人にリーチできるので、事務所の認知という目的には効果的です。
その中には、弁護士案件で困っている人も少なからずいます。
大きな事務所や余裕がある事務所の方がするものだと思っていただいたら良いです。
デメリットは費用が高いということです。
テレビとラジオでも全然費用は違いますが、今すぐ客が多いかというとそうでもないです。
広告費10万円を使った中でこれをしようとなると中々リスキーな部分ではあります。
弁護士ドットコム(3万円)
ホームページ クリック広告(7万円)
この中でも一番王道のパターンです。
これで十分問い合わせが見込めます。
弁護士ドットコム(3万円)
ポータルサイト(7万円)
弁護士ドットコムはポータルサイトの中でも大きくかなり勢いがあります。
弁護士会のステーションとしての役割も持っていますので、これを使うのがベタではないかと思います。
もう一つのポータルサイトは、弁護士ドットコム以外のポータルサイトを使用することになります。
ホームページ クリック広告(10万円)
ポータルサイトは、他人に依存する形になります。
それが嫌なのであれば、自分のホームページをきちんと作ってクリック広告に10万円分かけてしまいましょう。
ポータルサイト(10万円)
パターン3とは逆で、分野を絞ってポータルサイトに10万円分かけてしまう場合。
分野や地域によって、この4つをうまく使い分けて集客を進めていただけると幸いです。
次回は、上記ツールの使い分けの具体的な方法と離婚案件獲得にはどのパターンを使えばいいのかを解説します。
【第7回:リスティング広告とポータルサイト活用術】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-7nd-html.html
【第9回】離婚案件獲得パターン(テキスト版)】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-9nd-html.html
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共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。