第9回:離婚案件獲得パターン |弁護士・法律事務所専門 ホームページ制作会社

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第9回:離婚案件獲得パターン

これまでの一覧はこちら↓

 

 
前回は10万円という限られた予算の中で集客ツールを使うパターンを4つご紹介させていただきました。
 

第8回:集客ツール全体像


 
では、実際にどのようにして使っていくのか?どれを使えば一番いいのか?
分野ごとによっても戦略が変わってきます。
今回はツールを選ぶ基準と、離婚案件獲得パターンをお話していきます。
 

第9回:離婚案件獲得パターン


 

集客ツールを選ぶ基準とは


 
集客ツールを選ぶ基準は大きく分けて4つあります。

  • 1.分野ごとのニーズ
  • 2.商圏の範囲・商圏の人口
  • 3.競合数
  • 4.自力(解決数、弁護士歴、費用など)

1つずつみていきましょう。
 

1.分野ごとのニーズ

実はどの集客ツールを使うかは分野ごとによって戦略が変わってきます。
例えば、パターン1,2でご紹介した弁護士ドットコムですが、「相続」や「交通事故」の分野では全国的に見て難しいです。
逆に言うと、「離婚」の分野ではやりやすかったり、分野ごとのニーズによって使える使えないが分かれてきます。
 

2.商圏の範囲・商圏の人口

交通事故は上記で使えないと申し上げましたが、実は商圏や人口によってはまだまだ使える地域もあります。
なので、商圏や人口の情報はしっかり把握するようにしましょう。
 

3.競合数

ポータルサイトやホームページを使う際にクリック課金型の広告を使用するとなると、どうしても競合ありきになってしまいます。
競合がたくさん広告を出したら自分もクリック単価が高くなってしまいますが、逆に競合がいない状況だったら幅広く戦略も広げていけたり、こちらの方が効果的だなというような選択肢も出てきます。
 

4.自力(解決数、弁護士歴、費用)

ホームページやポータルサイトに載せる情報にも注意が必要です。
最近では目の肥えたユーザーさんも多くなってきていますので、解決実績が多いとか、弁護士歴が長いという部分が見られることもあります。
逆に費用が安いということ等も他社と見比べられながら選ばれるということを頭にいれておきましょう。
 

離婚問題の現状

ここからは、離婚の分野に絞って4パターンの具体例を出していきたいと思います。
 

 

離婚 男女問題のニーズ

まず、弁護士の先生方の中でも離婚男女問題の案件を取りたいと思っていらっしゃる方は多いです。
弁護士ドットコムでも、全体のユーザーの中で30%は離婚男女問題という割合でニーズがあります。
そもそも、離婚男女問題を案件として取りやすいというのは、その問題で悩んでいる人の数が多いということから起因します。
もちろん集客でも圧倒的有利に働きますので、すごくやりやすい分野だとも言えます。
 

離婚男女問題の競合数

ニーズが高く集客もやりやすいということで、競合数も一定数います。
しかし、競合数は多いですが、ニーズのボリュームの方が多すぎるので離婚男女問題を取り扱う弁護士さんが多いといえども、ニーズに追いついていないので需要過多の状態というのが現状です。
 

離婚男女問題のクリック単価

離婚男女問題でクリック広告をかけた時、2021年現在クリック単価は東京や大阪で大体500円~600円です。
この数値は、地域や設定の仕方で変わりますし、来年になったら変わることが予想されます。
もう少し地方部で、例えば奈良や埼玉や千葉など、首都圏から少し離れたところになると
大体300円~400円ほどが相場になります。
比較的小さい予算でもしっかりクリックしてもらえるので、クリック広告は使いやすいのでお勧めです。
 

クリック単価の見直し

現在離婚問題でクリック広告をされている方でもし1000円を超えている方がいればそれは設定ミスの可能性があるので一度見直されてください。
また、地方部でものすごく安いということはありますが、逆に首都圏でものすごく安いという場合にも疑ってみてください。
問い合わせに繋がらないキーワードばかり流している可能性があります。
ここで、実際にどれくらいのクリック広告費をかければ、案件が獲得できるのか想定値を計算してみましょう。
 

離婚案件獲得の想定値

私たちの実績で、普通にサイトを作ったら大体30件に1回くらいは問い合わせがあることが全国平均で見えてきました。
そして、離婚は事案にならないケースも多いので大体4件に1件くらいが受任ということで設定します。

  • クリック単価500円
  • 30クリックで1回の問い合わせ
  • 4件に1件受任

この条件で計算してみましょう。
500円×30クリック=15,000円
15,000円×4件=60,000円
このような計算式になります。
つまり、60,000円かけて1件受任という計算が想定として立てられます。
案件獲得したリターンを考えると、広告費をかける価値があるとご理解いただけると思います。
 

ポータルサイトを使って離婚男女問題の案件を獲得するには

ポータルサイトを使ったとしても、離婚男女問題は競合数が多いです。
ポータルサイトの種類自体も多く、離婚だけに特化したサイトや、女性だけが登録できる離婚弁護士サイト等もあります。
とにかく離婚分野はレパートリーが多いです。
しかし、前述したとおり、離婚分野は検索ボリューム自体が多いです!
圧倒的にユーザーが多いのでやりやすく、どのような戦略で攻めてもある程度勝てるのが離婚分野とも言えるでしょう。
 

離婚男女問題獲得の推奨ツール

離婚男女問題で推奨するパターン1


 
離婚男女問題で推奨するパターン、まずはパターン1です。
離婚問題は、地域によらず全国どこでも発生する案件なので、弁護士ドットコムさん月3万円に登録しておけば東京の本当の激戦区以外は案件獲得できるというのが私たちの見解です。
そして、もう片方の自社ホームページのクリック広告で7万円分広告を流すとします。
弁護士ドットコムの方で1件受任、自社ホームページの方で1件受任。10万円で月合計2件受任できる計算になります。
良い月に関しては3件できるというくらいの感覚で最初は見ておけば良いでしょう。
 

離婚男女問題で推奨するパターン2

パターン2では、ポータルサイト×ポータルサイトで攻める戦略です。
弁護士ドットコム3万円とその他ポータルサイト7万円です。
これは、雑多なものも含めかなり問い合わせが見込めます。
とにかく電話が鳴るので、1件2件は受任できるだろうという見込みです。
離婚問題はネット集客がまずは試しやすい分野ですので、推奨としては、パターン1,2を試してもらうのがいいかと思います。
 

SEO対策も合わせてするとなお良し

上記推奨パターンにはSEO対策をするというのが入っていません。
狙いとしては、最初は広告でしっかりとパターン1,2で10万円広告費をかけていきます。
半年から1年くらい経てば30万人くらいの地域でしたら検索上位に上がってくるということが見込めますのでそこで広告に投資するのをやめるという選択肢も出てきます。
自社サイトが検索上位になりSEO対策からも電話が鳴ると+10件、+20件の問い合わせが見込めます。
そうなれば4件とかの受任が生まれて事務所経営的にも余裕だなという状況に持っていくことも可能となります。
 
次回は、交通事故の案件を獲得するための推奨パターンを解説します。
 
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