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こんにちは。法律事務所経営を有利に導くIT戦略をご提案する合同会社レップリーガルです。
私たちは、今まで大体200事務所の法律事務所のホームページ制作のお手伝いをさせていただきましたが、そのうちの半数くらいが「今から独立したいです」「独立までにホームページを作っておきたいです」という方でした。
そこで、みなさんよく聞かれるのが、「事務所サイトと専門サイトどちらから作ればいいですか?」ということです。
そこで本日のテーマは、「ホームページ制作をするなら、事務所サイトか専門サイトどちらから作るのがいいのか」についてお話ししていきたいと思います。
事務所サイトや専門サイトのお話の前に、そもそも自社のホームページを持っている法律事務所がどれくらいあるでしょうか。
2016年の弁護士業界のホームページ保有率は何パーセントだと思いますか?
答えは38パーセントです。
驚くべきことに、弁護士業界のホームページ保有率は38%しかありません。
これは弁護士業界独特の特性も相まってものすごく低い数字です。
では、最新データ(2020年)では、何パーセントでしょうか?
答えは69パーセントです。
大体7割というところです。
この4年間で大幅な増加を見せていますが、やはり一般的な業界に比べて弁護士業界ではホームページの保有率が圧倒的に低いです。
他の業界でのホームページ保有率はどうでしょうか?
例えば、建設業は98パーセント、情報通信業では99パーセント、金融保険業では98パーセントで、全体だと大体9割くらいのホームページ保有率となっています。
現在では、ホームページがない会社がほぼないという認識ですが、弁護士業界ではホームページ保有率が7割ということで、弁護士業界だけ圧倒的に少ないことがご理解いただけたでしょうか。
弁護士業界のホームページ保有率が少ない背景としては、そもそも紹介や顧問があって仕事が取れているのでホームページを作らなくてもいいかという気持ちや、サービスを売るってどういうこと・・・といった嫌悪感みたいなものが弁護士業界にあったのでホームページの保有率が少なくなっているという見解です。
それも今では7割くらいまで改善してきているので、弁護士業界でもホームページを作ることが一般的になってきていると言えるでしょう。
このような状況を見たうえで、ホームページを作成したいというニーズが増えてくること自体は非常に喜ばしいことだと思っています。
ところで、昨年2021年の一般人のスマホの保有率は何パーセントだと思いますか?
答えは、87パーセントです。
ということは、一般的になにか調べ物をする際はスマホで検索する方が8割以上いるということです。
その段階でホームページのない営業は考えにくいということになります。
今どきはおじいちゃんおばあちゃんでもスマホを持っていますからね。
例えば相続どうしようとなった時にスマホで検索されることもあるでしょう。
事務所サイトと専門サイトどちらを優先して作るのかというと、結論から申し上げると、まずは専門サイトから作るのが正解です。
独立するのだから早々に事務所サイトを作っておきたいと思われるお気持ちは十分分かります。
でも、ちょっと待ってください。
あなたは何の為にホームページを作るのでしょうか?
おそらく独立したいと考える弁護士さんで多くの方は、ウェブで集客をしたかったり、独立した際に有利な状況にもっていきたいからホームページを作りたいのではないでしょうか?
もしそうであれば、事務所サイトを作るのは後回しにして専門サイトから作っていくべきです。
次にその理由を見ていきましょう。
私達は便宜上、事務所のオフィシャルサイトのことを事務所サイトと呼んでいます。
また、集客用に特化したサイトのことを専門サイトと呼んでいます。
事務所のオフィシャルサイトがあるだけでは、集客は難しいということが一番の理由です。
セミナーや今までのYouTubeでも何度もお伝えしていますが、分野別専門サイトこそがウェブ集客には不可欠であります。
実際に弊社川原が所属する川原総合法律事務所で、事務所サイトと専門サイトどちらか効果があるのか検証してみたことがあります。
事務所サイトと専門サイトの両方に同じ金額・同じ時間帯で広告を流しました。
どういう結果が出たと思いますか?
結果は、見事なことにトリプルスコアでした。
大体3倍くらいの差があり、専門サイト(集客サイト)からは30件くらい問い合わせがありましたが、事務所サイト(オフィシャルサイト)だけだったら1件あるかないかでした。
離婚などすべての分野で、分野別集客サイトが圧勝したわけです。
つまり、独立する際にホームページを作ることは良いことですが、一番最初に作るべきなのは、集客に効果的である分野別専門サイトです。
事務所サイトを作った方がいいかどうかは、あくまで事務所運営者の判断となります。
作るという場合はいつ作ったらいいのかというと、ある程度集客の目途がたって資金的にも精神的にも心に余裕ができたときに作っていただいても問題はないかと思います。
オフィシャルサイトは名刺代わりに過ぎないので、集客というときには分野別専門サイトを作られた方が効果的です。
独立でホームページ制作をご検討の場合は、弊社お問い合わせページからお気軽にご相談ください。
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。