今回は広告費10万円を活用した広告費の効果やそれぞれのツールについて具体的な内容について踏み込んでお話していきます。
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目次
上の表をご覧の通り、集客にはさまざまなツールがあります。
そのツールの使い分けとして、より困っている、すぐにでも弁護士に連絡を取りたい人が多くアクセスするツールを使ってアピールするのが案件獲得に近づく最短ルートと言えるでしょう。
この記事をご覧になっている方は、お知り合いを集客したいのではなく全然知らない人を集客したいと思いますが、実際に離婚や交通事故などで困っている人は弁護士を探す際にどのような方法で探すのでしょうか。
上の図にもあるように、弁護士を必要とするような問題を抱えたとき、知り合い(家族、親戚、友人など)に聞いて探すと答えた人が35.9%に登ることが分かりました。
しかし、全員がかかりつけ医のように弁護士の知り合いがいるとは限りません。
知り合いに弁護士がいるかの調査では、およそ80%の人が知り合いに弁護士がいないという回答をし、そもそも弁護士の知り合いがいない人が圧倒的に多いことが判明しました。
では、そもそも知り合いに弁護士がいなかったり、相談しにくい場合には次にどうやって弁護士を探すのでしょうか。
答えは、21.7%の人がインターネットの情報を基に探すという方法をとっています。
役所や警察などの公的な機関で紹介を受けたり、弁護士会が提供している情報をもとに探すというよりも、インターネットの情報を基に探すという人が大半ということになります。
例えば、横浜に行って中華を食べたいなと思ったら、ほとんどの人はGoogleやYahooを使って「横浜 中華」や「横浜 中華街」などと検索するでしょう。
現代では、知らないものをネットで探すときにまず一番にするのは検索です。
だから弁護士を探す場合も同じように、検索をします。
大阪に住んでいて離婚トラブルがあったり困っていたら「大阪 離婚 弁護士」、もう少しニッチなところで行くと「枚方 離婚 弁護士」などと検索するでしょう。
一昔前では、「大阪 弁護士」とざっくりした形で検索されることが多かったのですが、最近では調べる側のインターネットのリテラシーもどんどん高くなってきていて「地域名 案件名 弁護士」と、離婚や交通事故などの案件名も一緒に検索ワードに入れて検索する人が増えています。
その方が、より角度の高い正確な情報を得られるということが分かっているからです。
インターネットを使って検索される方が大半で、個人が発信するのが主なSNSでは正確な情報という基準が曖昧になるのでSNSを使って探すというのは中々難しいのです。
インターネットで検索をした時に表示されるのは下記の2つしかありません。
自社ホームページは、各事務所さんが作られた各事務所ごとのホームページのことです。広告欄や自然検索の結果のところに出てきます。
ポータルサイトは、弁護士ドットコムさんや、〇〇ナビさん、ココナラさんなどメディアサイト的なものです。そこで色々な事務所さんの情報が載せられています。
検索結果が出た時に大半の人がクリックするのが1ページ目です。
つまり、自社ホームページであれポータルサイトであれ、1ページ目に出てこないとなかなか自分を見てもらえません。
自分を見てもらえないということは、問い合わせもありません。
そういう意味では、自分のサイトまたはポータルサイトで広告の策であったり集客を頑張っていくのが王道だと言えます。
1ページ目に自分のウェブサイトが表示されるにはどうすればいいのか分からない、と悩まれる方もおられると思います。
そこで、今回3つの策をご紹介します。
まず1つ目はSEO対策です。
SEO対策とは、検索エンジンの自然な検索の中である特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整することです。
SEO対策は検索エンジン最適化とも言われています。
SEO対策は、自分のサイトを持っているときに集客としてできる一つの方法です。
前述した通り、検索結果1ページ目に載らないと自分を見てもらえません。
1ページまでというのは検索順位でいうと10位までです。
ですので、「大阪 離婚 弁護士」など訴求性のあるワードで自然検索の1ページ目に載るようSEO対策をすることが良しとされるのです。
SEO対策のメリットは下記通りです。
SEOの最大のメリットとしては、費用が一切かからないということです。
基本的に一回自然検索上位に上がってしまえば無料で集客ができますので、ネット集客においては最も費用がかからないという形にはなります。
故にキングオブコスパとも言われています。
無料で集客できてコスト的には最高のSEO対策ですが、デメリットはあるのでしょうか。次に見ていきましょう。
SEO対策のデメリットは下記の通りです。
無料で集客できる!と聞いてそれはおいしいなと思った方もいらっしゃるかと思います。
しかし、皆考えることは同じで他の事務所さんも同じことを考えています。
つまり、1ページ目の10位以内に入ろうとなると他の事務所さんとの競争になります。
10位以内に入るためのコツを1つ紹介します。コラムをたくさん書くことです。
これはとても重要で、GoogleやYahooのような検索エンジンは、検索をかけた人が求めている情報に適したサイトを表示させようとしますから、このサイトに求めている情報があるという判断はどうしてもサイト内の情報量、つまりサイトの持ち主の発信力にかかっているわけです。
情報量を増やそうと思うと、コラムなどで様々な情報を発信していく必要があります。そこに手間がかかるのです。
たくさんコラムを書いたからといって、すぐに上位表示されるわけではありません。上位に表示されるためには、時間がかかります。
Googleは見られている回数が多いサイトが有益なサイトだと判断して上位に表示されやすくしてくれます。
もちろん競合の数が多ければ上位に表示されるのが難しくなり、競合が少なければ上位表示は易しくなります。
なんらかの方法であなたのサイトが多くの人に見られるようにする必要があります。
例えば3ページ目や5ページ目に載っているコラムをわざわざ見るためにスクロールをするでしょうか?いくら良い内容を書いていても見られなければ意味がありません。
SEO対策は1年〜2年のスパンをかけて上位に上げていく覚悟が必要です。
SEO対策を本格的にしていこうと思うと、かなりの手間と時間がかかることがご理解いただけたと思います。
そして本業の合間にそれをしていくのは難しいと考える方も少なくありません。
それを解決するのが外注の存在です。
外注で記事を書いてくれる人を雇ったり、SEO対策自体を業者に頼んで解決するという方法があります。
外注に頼むと費用がかかるので、無料でできるSEO対策ではデメリットとして挙げていますが、全体的に見ると専門的にやってくれる人に任せてしまった方が結果的に本業に集中できて良いという方も多くいらっしゃいます。
SEO対策は本当にきちんと対策したとしても、競合ありきなので、本当に上位表示されるかどうか誰も約束してくれません。
これがビジネスにおいては一番怖いことです。
頑張っても集客できる保証が全くないという戦略になります。
もちろんSEO対策をメインに集客していくというゴールを持っておくのはいいと思います。
ただ、そればかりに頼りすぎるのは少し不安だなという側面があるのでご注意ください。
それがいわゆるSEO対策です。
次回第7回では、リスティング広告やポータルサイトについてもご紹介させていただきますのでお楽しみに。
【第5回:広告費10万円の使い方】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-5nd-html.html
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共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。