「なぜSEO対策が必要なの?」
「弁護士がブログを書くのに、SEO対策って必要?」
「ネットからの売上をあげたいんだけど、まだまだ弁護士事務所は口コミのほうがいいのだろうか」
などなど、なぜ弁護士事務所にSEO対策が必要なのか、いまいち理解できないケースもあるかと思います。
自頭の良い弁護士さんですから、SEO対策がなぜ必要かが理解できれば、すぐにSEO対策の重要性をご理解いただけると思います。
なぜ弁護士事務所のブログにSEO対策が必要なのか。それは売上が大きく変わってくるからにほかなりません。Google検索の1ページめ、そして1位に入ることで、売上は大きく異なります。大きなキーワードであれば、数百万円~数千万円もの売上が異なってくるのです。
SNSで集客する時代になってきて、SEO対策はあまり効果がない、検索しない時代になったといわれていますが、弁護士事務所が取り扱うような事件、事故などは、あまり他人に知られたくない事象が多いため、こっそり検索するパターンが多いのです。事件、事故、不貞など、さまざまなトラブルがありますが、こうした案件を取り扱っている弁護士にとって、SEO対策はとても重要で、なにより顧問料などの売上につながります。
たとえば、具体的な名称を出すのは控えますが、とあるIT業界の大物エンジニアが、女子大生と不倫して、不倫が成就しないことに苛立った女子大生側がブログで不倫を暴露し、リベンジポルノなどの犯罪行為も加わっていたため大問題になった事件がありました。
それはそれで、担当の弁護士が双方について収束に向かっているのですが、まったく関係ない千葉の弁護士が、「不倫カップルにありがちなこと」と題して、これらの不倫は当事者にとっては深刻でも、毎日他人様の男女問題にクビをつっこむ弁護士にとっては“あるある”でありそれほど深刻になるものではない、というブログを公開しました。
そのブログ記事は、ネットでのウケは非常によく、はてなブックマークなどが1000近くついて拡散されました。Twitterでも話題となったので、SEO的には大成功だといえます。
検索の順位に、Googleははてなブックマークを指標のひとつとしていますので、はてブがついてSNSでも拡散されれば、SEO的には上位にいけます。不倫などで検索する人も多いため、検索結果の上位表示されれば人の目につきやすくなります。
しかし、当事者にとっては真剣な問題を「あるある」として茶化すのは、弁護士の態度としていかがなものでしょうか?実際、その記事を読んだ、不倫の当事者である女子大生は、ひどく傷つき、ショックを受けたことを報告しています。
ネットウケが良い記事を書いても、誰かを傷つけるような記事は、弁護士として書くべきではありません。とくに、当事者こそ、弁護士の顧客となり、お金を払ってくれるクライアントとなります。真剣に問題に向き合い、ともに寄り添っていくことが大切なのではないでしょうか。
件のブログ記事は、ネットのウケは非常に良かったのですが、それだけでは自分の知名度は高まるものの、集客にはつながりにくいのではないでしょうか。おすすめなのは、ユーモアを交えてためになるブログを書きながらも、なおかつ誰も傷つけない「SMAPとジャニーズ事務所の契約書内容を予想」のような記事です。とにかく、弁護士はお役立ち記事を書くことができる数少ない職種ですので、そのアドバンテージと知性を活かして、読者を傷つけないように、知的に好奇心が満たせる方向に、ブログを書いていきましょう。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。