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前回までの記事では「法律事務所の集客には広告も必要。
売上の10%程度、月売上が100万円の事務所なら10万程度を目安に広告費を確保しましょう」というご提案をしてきました。
しかし、一口に広告といっても、さまざまなタイプのものがあります。
「さあ広告を打とう」と決意したのはよいものの情報があふれすぎて、かえって何をどうしたらいいのかわからなくなってしまっている方もいるかもしれません。
10万円の予算をどこにどうかけるのが正解なのか。
具体的な方法をご提案する前に、まずは集客に役立つ広告ツールの全体像と基本的な考え方についてご紹介できればと思います。
一般的に、法律事務所の集客に使われる広告ツールとしては次のようなものが挙げられると思います。
検索エンジン側に広告費を払い、検索エンジンで検索した際に自分のホームページを優先的に表示してもらう方法です。
自分のホームページへのアクセスを増やす効果が期待できます。
検索エンジンで検索した際の検索順位を上げることで、事務所ホームページへのアクセスを増やし、最終的な集客につなげます。
専門のポータルサイトに出稿し、自分の事務所情報を掲載してもらう方法です。具体的には弁護士ドットコムなどのサイトが該当します。
ブログ、Yahooのトップページなどにバナー広告を出稿する方法です。
バナー広告に貼られたリンクを経由し、自分のホームページを訪問してくれる人が増える可能性があります。
Facebook、YouTubeなどのSNSに広告を流してホームページに来てもらう方法です。
上記はすべてWebサイト・インターネットを利用した広告です。
一方、直接的な集客というよりは周知・認知を目的とした昔ながらの方法も存在します。
新聞に折り込みチラシを入れる方法です。
地域の方に対してセミナー開催などを告知する場合に向いています。
駅前の看板や駅のサイネージに出稿する方法です。
テレビやラジオにCMを流す方法です。
たくさんの人に情報が届くという特徴があります。
ここまで8つの広告ツールをご紹介しましたが、残念ながら広告予算は限られています。
しかも予算が潤沢にあるとも言いがたい以上、全部の広告ツールにお金をかけるのは現実的ではありません。
少ない予算で効率よく集客するためにも、まず「どの広告を選ぶのか」を慎重に考えることが求められます。
そして、それこそが広告の活用を成功させるポイントです。
ここで注目するべき指標が「見込み客になってくれそうな人の割合」です。
たとえばリスティング広告、SEO対策といったホームページを使った広告・集客方法の場合、わざわざ検索エンジンで検索をかけ、弁護士を探している人が自分のホームページにやってきます。
つまり、すでにニーズがある人が来るわけです。
それだけに当然最終的な問い合わせにもつながりやすくなります。
弁護士ドットコムなどのポータルサイトにも同様のことが言えます。
何かしらのトラブルに巻き込まれ、弁護士を探している人しかサイトに来ないからです。
一方、テレビCMやSNS広告などはそうではありません。
広告を出した先にニーズがある人がいるとは限らないため、「とにかくたくさん広告を流して、それを見てくれた人の中から何人か来てくれればいい」という戦略を取ることになります。
そのため費用対効果という面では、リスティング広告やポータルサイトに比べると劣ります。
一般的にニーズがある人に向けて広告を打ち込んだ方が訴求力が高く、問い合わせにもつながりやすくなります。
予算が限られているからこそ、ホームページやポータルサイトに集中的に予算をかけるべきなのです。
【第4回:広告費は無料でいいので?】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-4nd-html.html
【第6回:ネット集客とSEO対策のメリットデメリット】
https://replegal.net/marketing-news/seminar-details-6nd-html.html
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。