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こんにちは。法律事務所経営を有利に導くIT戦略をご提案する合同会社レップリーガルです。
本日のテーマは、
サイトを作った後やポータルサイトに登録した後の費用対効果を図る方法についてお話していきます。
ウェブサイトを作ったりポータルサイトに登録するなど、ようやく弁護士業界にもウェブマーケティングが浸透してきました。
いざ始めたのはいいけれど、その後の運用は順調でしょうか。
実際のところ、弁護士事務所でもホームページを保有される事務所が増えてきています。
弁護士事務所のホームページ保有数は5年前の倍ほどになっているでしょうか。
法律事務所のホームページ保有率が2016年で大体40%くらいでしたが、2022年現在80%くらいになっています。
逆に言うとまだ8割という感じでもありますが、集客という観点から見ると「ウェブからの集客が不可欠」となっています。
ホームページが増えてくるという流れ自体はとてもいいことですね。
ホームページを作るとなると、もちろん無料で・・・というわけにはいきません。
ものによって、分野によっては高かったりもします。
デザインにもこだわって、プロのカメラマンに写真を撮ってもらい、きちんとコンテンツになるような記事を一生懸命貴重な時間を使って書いていただいたとして、早くても数カ月かかってやっとホームページが完成するわけです。
もちろんできた瞬間にやり切った感はあると思います。
そしていよいよできあがったホームページを公開。
広告費をかけてリスティング広告という形で広告費を投入して宣伝していく方もいらっしゃいます。
実際問題、1カ月たっても電話がない、ホームページの集客は簡単じゃない、難しい・・・とウェブの力を信じられずに諦めておられる方は、一言で言うとホームページを使いこなせていない方が多い気がしています。
サイトの完成というのは植物で言うところの芽が出たレベルにあたります。
サイトができてすぐに問い合わせがなくて怒るというのは、「芽が出た瞬間になんでりんごの実がならないの!?」というところで怒っているレベルです。
そう簡単にサイトは育たないという意識でいたほうが良いんですね。
それでは、どうしたらいいか?
簡単に言うと、サイトの状況をきちんと見て育てていく努力が必要です。
具体的に分けて考えていきたいと思います。
まずはサイトの状況把握することです。
例えばグーグルであれば広告アナリティクスを見て滞在時間や滞在状況を確認して、どれだけサイトが見られているかを把握する必要があります。
まずは、サイトに誰も人が来ていないのか、少しはサイトへの訪問があるのか、このあたりから見ていきましょう。
グーグルアナリティクスにログインして数字を確認するだけなのですごく簡単なことです。
特にサイトが完成してから、広告を流していく場合は、毎日サイトの状況を見てもいいレベルなのに実際されていない方も多いのが現状です。
次に、確認したサイトの状況は費用対効果をチェックするために表にまとめていきましょう。
ホームページからどれだけの問い合わせがあって、メールや電話、どれくらいの来所に繋がっているのか、そこからどれだけの受任に繋がっているのか
エクセルなどで構わないので表にまとめていただきたいと思います。
実際にそれをされてない方が、うちのお客様の中にも多くて、「なんとなく人がきている」「なんとなく人はきていないよ」と言われても、こちらとしては数字を追っているので、「多分これくらい人がきているんじゃないですか?」ということが言えますが、実際に私たちがお問い合わせの電話を取るわけではないので、最後の最後は法律事務所の方に判断していただきたい部分ではあります。
数字は嘘をつかないので是非とも費用対効果をまとめていっていただかないといけないと思っています。
最後にどれくらい広告費を出したかに対して、どれくらいの契約が出来ているか、という検証の段階に入っていきます。
この部分は重要パートになりますのでまた別のコラムで詳しくお話したいと思いますが、重要なのは、サイトを世に出した時に実際どれくらいの人が訪れているのか、どれくらいの人が何分間サイトを見てくれているのか、何回クリックしているのか、それがどれくらい集客につながっているのかということをきちんとデータ化・見える化していただいて、今後の改善点を考えていくことが大切です。
繰り返しになりますが、サイトは置いておくだけでは基本的には問い合わせにはならないので、そこから育てていかないといけないです。その辺りは問い合わせを増やすためにどう育てていくかが大事です。
水をあげたり、肥料をあげたりしてサイトを育てていく。
サイトの完成はウェブ集客のスタート地点ですのでそのことを念頭に置いて今後のサイト運営を見直していきましょう。
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。