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いつもご覧いただきありがとうございます。
合同会社レップリーガルの信定です。
LPについて、以前から何度か話題に出して触れていると思いますが
今回はLPという選択肢についてお伝えしていきます。
LP=ランディングページのことです。
過去の動画やコラムでは、私たちはLP(ランディングページ)を推していなかったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。実は「小さな事務所に関してはLPよりも何ページにも渡って使える集客サイトを作りましょう」というお話をしていました。
この1〜2ヶ月くらいで「LPも使う価値はあり、LPをどういう場面で使ったらいいのか、使い方を理解した上でなら使っても良いのではないか」と思いましたので、今回はそれをシェアしたいと思います。
最近「相続放棄や債務整理のLPを作ったので、それをリスティング広告で回してほしい」というご依頼が別々の事務所から重なってありました。
私は正直どちらの事務所も「うーんLPか・・・」と思ったのですが、やってみると結構うまくいき、十分集客ができました。
というのも担当した事務所さんから「小さい一人事務所ですが、債務整理で5〜6件問い合わせがあり3件受任できました。」や、相続放棄でも「問い合わせが10件くらいありました。」と嬉しいご報告がありました。
LPは一枚もので上から下まで続いているページなので問い合わせ率が非常に良いです。(問い合わせ率=コンバージョン率と言います)
LPのいいところは、分かりやすい点にあります。
何が分かりやすいかというと細かく3つあるので、1つずつ見ていきましょう。
LPのメリット1つ目は、効果測定が非常にしやすいということです。
原理をお話しすると
というふうに考えると、
結局良かったのか悪かったのかを判断する材料はこの2点に絞られます。
つまり、ジャッジがしやすく改善もしやすいことが挙げられます。
そしてどんどんPDCAを回しやすい。
うまくいっているときは広告の出し方も良いしデザインも良い。
万が一うまくいかなかった場合でも、先ほどの2つのことを問えばいいだけです。
この2つしか検証のしようがないので、
実験としては、
例えば1ヶ月5万円でやってあまり反応が良くなかったら、改善策として2ヶ月目は、広告の出し方は一旦このままにして、LPのデザインを変えてみる(=ABテスト)をして、それでどうなるか検証しましょうという提案ができます。
もし、そのまま改善が見られない場合は、3ヶ月目に広告の出し方を変えてみてデザインは最初のままにしましょうという改善策が立てられます。
2しか要素がないので、効果測定が非常にやりやすいですね。
これが、離婚サイトや相続サイトみたいに何ページに渡るサイトになると、反応が悪かったときに一体どこのページが悪いのか検証しにくいです。
つまりどこから手を入れて改善していけばいいのかよく分からない状況になってしまうのですが、LPはその点、広告が悪いのかLPの質が悪いのかで判断するので分かりやすいですね。
広告も最適化してみて、デザインもいろいろ試してみて、うまくいかなかったら「これはうまくいかない」という結論を出しやすいわけです。
LPのメリット2つ目は、広範囲にアプローチできる点です。
債務整理や相続放棄のような単品商品を売りやすい点があげられます。
例えば、相続放棄のLPを作って、関東一円に広告を流してしまいます。
相続放棄は相続放棄をするだけなので、料金も決まっていて、ユーザーさんも「相続放棄って誰でもできるんじゃないの?手続きだけでしょ」と分かっている方もいるので、単純に言うと東京の人でも埼玉の人でも神奈川の人でも「その作業やってよ」と頼みやすいのです。単品商品のLPは広範囲にアプローチしやすいのが特徴です。
集客サイトはローカルで「この地域に密着しています」という謳い文句になりがちですが、LPは広範囲にアプローチができるのが特徴です。
LPのメリット3つ目はサイト制作にかかる手間が圧倒的に少ないことです。
LPは1ページを作るだけなので、しっかりヒアリングをして、ライターさんにきちんと書いてもらいデザインを仕上げてもらって、こちらは内容のチェックをするだけです。LPの場合はそれで終わりです。
30〜40ページサイトを作るとなると記事を書いたり、それを全部チェックしたり、手間自体が大変です。
制作期間がLPなら早くて2週間〜1ヶ月以内にできることが多いですが、サイト制作になると3〜4ヶ月もザラということもあります。
LPはサクッと作ってサクッと始められるという点では、簡単で始められるので良いですね。
これまでのことをまとめるとLPの良い点は次の3つにまとめられます。
この3つを考えても割と使いやすいです。
ただし、デメリットも2つあります。
デメリットの1つ目は、広告の出し方や質が完璧である必要があることです。
LPは1枚しかないので、反応率がすごく重要になってきます。
反応を良くするためには
この2つともが完璧に合わないと収益モデルとしてはうまくいかないです。
なぜかというと、SEO(自然検索)が全く効かないからです。
そういう意味では、デザインと広告をきちんとした人に頼めるかどうかで決まるということになります。
例えば、広告は上手に回してもらっているけど、中身がLPとしてはあんまり・・・となってしまうと、その瞬間綺麗に回らないモデルになってしまうのでリスキーな部分は否めません。
LPのデメリット2つ目はSEOが効かないことです。
これはいつもお伝えしているように、広告モデルになってしまうので、クリック単価によって変動します。
例えば100円で回せていた時は良いけれど、競合が増えてきて300円(3倍)になったとすると、1件に対する受任単価も3倍になるということですので、SEOが効かないというのは致命的ではあります。
サクッと回せて、回っているうちは良いのですが自然検索が効かないので、そういう意味では難しいなと感じるところです。
それを分かった上で、リテラシーが高い人は反応率が良いのでLPを武器として単品商品をどんどん売っている方もいます。
反応率がサイトより良いというのは強い武器になるでしょう。
LPが使えるとしたら、「債務整理」や「交通事故」など複雑なものでなければ単品商品としてLPで売ることも可能です。
また、「離婚の慰謝料請求」も1つのニーズなのでLPで売れるでしょう。
ただし、「相続」になると複雑になって1人1人悩みが違うのでLPは使いにくいです。
ですので、相続の中でも「相続放棄」のみに絞ってLP作成したり「遺留分の請求」に絞ったりして、やってほしいことが決まっている人に対してアプローチをかけていく方が反応は取りやすいです。
不特定多数の場合にはLPは使いにくいというところがあるので、その点お困りであれば遠慮なくご相談ください。
結論としてベストな形というのは、特化サイトとLPのダブル使いです。
「慰謝料請求」「刑事事件」「債務整理」「交通事故」を特化している事務所さんで、SEOの方は特化サイトを作ってください。広告に関しては、余裕があればLPを作った方が良いですのでSEOはサイト狙いで作って、広告はLPで回すという形を取るのが理想的であります。
このように作っていくのが最終形態というのは今一番感じている部分ですのでシェアさせていただきました。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。