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こんにちは。法律事務所経営を有利に導くIT戦略をご提案する合同会社レップリーガルです。
今回のテーマは「ポータルサイトの選び方」についてお話していきます。
このポータルサイトがお問い合わせになりやすいという説明ではなくて、こういう視点で見ていけばお問い合わせになるのかという観点でお伝えできたらと思います。
前提としてポータルサイトというのはブームの移り変わりが激しいです。
今このサイトがアツイ!と思っていても、少し時間がたつと古い情報になっているということはよくあることです。
移り変わりが激しい原因としては、グーグルのアルゴリズム、グーグルの価値観の変化にあります。
「このサイトを上げたい」「このサイトを下げたい」というグーグルの価値観があり、場合によってはポータルサイトが上がっていた状況もありますが、最近では全体的にポータルサイトは落ちてきている傾向にあります。
良質なポータルサイトを見極めるポイントを3つお伝えします。
ポイントの1つめは、1ページ目にそのポータルサイトがあるかどうかです。
あなたがこのポータルサイトに登録しようかなと思った時は、そのポータルサイトを欲しいキーワードで調べてみてください。
例えば神戸で弁護士が載っているポータルサイトを調べてみる場合、「神戸 離婚 弁護士」というキーワードを入れて検索してみましょう。
キーワード検索をして1ページ目にそのポータルサイトがあるかを確認しましょう。
もし、2ページ目3ページ目にあるようなら掲載を考え直した方がよいです。
一般的の方が調べものをするときにわざわざ2ページ目まで見るというのはあまりないというのが大きな理由です。
ポイント2つめは、掲載したいサイトにどれくらい他の弁護士が登録しているかです。これもとても大事でポイントです。
先ほどの「神戸 離婚 弁護士」で調べた例でいいますと、そのポータルサイトを見つけたとして離婚に強い弁護士がズラっと掲載されています。
その時、掲載されている弁護士の数に注目してみましょう。
価値判断としては、多すぎてもダメ・少なすぎてもダメです。
掲載弁護士が多すぎると埋没してしまうので、自分の事務所の問い合わせにはつながりにくいです。
通常のサイトであれば、1ページ目に載っているのがいいでしょう。
量としては10~20くらいの弁護士が掲載されていて、その1ページ目に載っていれば問い合わせがある確率が高いです。
1ページ目の下の方でも問い合わせがあるというのは聞いています。
逆に多すぎて20~30事務所あり、2ページ目3ページ目に行くと問い合わせにならないです。
ですので、どのサイトに登録するのかと同じくらいどこに掲載されているのかというのもとても重要です。
逆に掲載が少なすぎると問い合わせにならないです。
よくあるのが、上の方には「神戸の離婚に強い事務所」と書いてある事務所があるのですが、下の方までスクロールしていくと1ページ目の最後の方で「大阪に強い事務所です!」と書いてあることがあります。
これは数合わせで、ポータルサイトもその地域の弁護士を2~3件しか掲載していなかったら微妙なので大阪や兵庫など周辺の地域が載っていたりするのですね。
地域にもよりますが、ミニマムのボーダーは5事務所です。
5事務所以下のポータルサイトはほとんど問い合わせに繋がっていないと考えられます。
次に聞かれることが多い3つめです。
振興サイトや無料登録できるサイトはどうですか?というご質問を地方の弁護士さんから聞かれることが多いです。
「○○というサイトから営業がありました。掲載した方がいいですか?」という具合です。
その時の判断基準は、先ほども申し上げた通り1ページ目にそのポータルサイトがあるかどうかです。
しかし、新しいポータルサイトは1ページ目に載っていないことが多いでしょう。
そういう時にこちらからの提案としては、無料掲載をしてくれるかを聞いてみてください。
振興サイトの場合は、無料掲載をしてくれるかで判断しましょう。
無料なので、掲載したところで痛くも痒くもないですよね。
とりあえず登録してみて問い合わせがあればラッキーくらいに気持ちで構えておきましょう。
ポータルサイト側も商売なので、プロフィール文章や写真撮影のオプションをつけてくれる場合もありますので、無料登録してくれるかというのは一つの基準になります。
無料登録の後、問い合わせがあれば結構勧誘されます。
問い合わせがあればそのまま登録しておけばいいですし、仮に問い合わせがなかった場合でも「2年目も無料でします」というポータルサイトも中にはあります。
その辺りは状況を見極めていきましょう。
また、振興サイトの場合は掲載期間を短くできるかも確認してきましょう。
今でこそ減ってきましたが、「ポータルサイトに登録すると2年は解約できません」というところが多かったのです。
しかし最近のブームは契約の縛りが1年になってきました。
逆に言うと1年が契約解除のギリギリのラインだと思います。
当然ポータルサイトの質をある程度見極めたいですし、問い合わせに繋がらないものに対していつまでもお金を払い続けるのはダメージが大きいので、「この期間までに問い合わせにならなかったら契約を切ります」とはじめに言ってしまってもいいかもしれません。
振興サイトは、テスト的な意味合いが強いので無料掲載してくれるのかと掲載期間を確認しながら掲載してもいいのではないかと思います。
問い合わせにならないなら切る、問い合わせになるなら続けていくという
PDCAを回していくことがポータルサイトでも大事だと思っております。
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。