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いつもご覧いただきありがとうございます。
合同会社レップリーガルの信定です。
2022年を振り返って弁護士マーケティングで影響の大きかった出来事3選ということで、過去と比べて弁護士業界のマーケティングがどう変わったか、今後の展望も含めてお伝えしたいと思います。
2022年は主に3つ大きな変化がありました。
私達はサイトの方に関わることが多いので、サイトの話題中心にお話いたします。
では、さっそく確認してみましょう。
2022年に影響が大きかった出来事のまず一つ目は、事務所サイトがより強くなったことです。
これまでは事務所サイトよりも特設サイトの方がSEOの力が強い印象がありました。
特設サイトは「大阪 離婚 弁護士」のキーワードでも軒並み上位を占めていましたが、最近では事務所サイトも上がってきています。
兵庫の明石や大阪の枚方などの都市では離婚のページの「地域名 離婚 弁護士」や交通事故のページの「地域名 交通事故 弁護士」というキーワードでより上がってきたなという印象があります。
もちろん50万人や100万人を超える大きな地域では特設サイトがまだ強いので、そういう地域では特設サイトを活用する戦略が良いです。
一方、30~50万人くらいの都市では事務所サイトを使う余地もまだまだあるでしょう。
というのも、SEOが上がるようになってきたので使い方が出てきたなと感じます。
地域によっては事務所サイトをもう一度見直して、使えるものはしっかり使っていきましょう。
特設サイトが検索順位に上がるため、今まで離婚サイトや刑事サイトばかりにリソースを割いて事務所サイトを充実させてこなかった事務所もあると思いますが、もう一度事務所サイトで「この地域だったらいけるのではないか?」というのを見直してもいいのではないでしょうか。
2022年に影響が大きかった出来事の2つ目はSEOでコンテンツの重要性がより強化されたことです。
2022年12月には“ヘルプコンテンツアップデート”というGoogleの検索順位を決めるアップデートがありました。
そのアップデートの内容が、“ユーザーに役立つ満足度の高いコンテンツを高く評価し、ユーザーの期待に応えていないコンテンツと差別化を図ります”というものでした。
つまり、差別化を図るので中身のあるコンテンツは評価するということです。
再三のお伝えにはなりますが、以前よりもコンテンツの中身が露骨に順位の変動に関わってくるようになりました。
今よく私たちの業界で言われているのは、ライターさんに書いてもらうのはいいけれども、ただ単にタイトルを送ってライターさんに書いてもらうのでは効果が薄いように感じます。
もちろん弁護士さんご自身が自分で書く方が良いのですが、時間がない場合はライターを使って書いてもらうことになります。
その場合でも、きちんと指示を出したり、自分の意見をヒアリングした上でそれを文字化してもらうようにしましょう。
基本的にはユーザーの役に立つように精度の高い情報を提供しないといけないので、そういう工夫を今後はもっとしていかなければならないでしょう。
以上が、SEOでコンテンツの重要性がより高まった特徴でした。
2022年に影響が大きかった出来事3つ目は、全国的に交通事故案件の獲得が厳しくなったことです。
特に特設サイトを使ったSEOでの集客や、リスティング広告を使う集客がこれまでも厳しかったのですが、より厳しくなった印象です。
これは単純に大手が相当力を入れて案件を取りにいったということと、交通事故を取り扱うプレイヤーの数も増えたというのが要因となり、より大手しか案件が取れない土俵にどんどん近づいています。
分かりやすいのが、検索順位がその地域でトップにあって、リスティング広告も10万~15万きちんと投資しているのに受任をなかなか生み出せない事務所が弊社でも2~3件出てきているのが実際のところです。
あまり他の分野ではそういう話を聞かず、交通事故案件の特徴とも言えるでしょう。
SEOもきちんと対策しています、リスティング広告も最適化しています、サイトの質も悪くないですという時にあまりそれだけで苦戦することはないのに、やはり交通事故は2022年苦難の分野で今後も苦難が続くと感じているところではあります。
コロナで人の出入りが少なくなって減った時があったので、戻ってくるかなと正直思っていた部分もありましたが戻ってきていないのが現実です。
コロナの影響というよりは、マーケット自体の影響、業界の変化だと考えられるでしょう。
2023年以降もこの流れはしばらく続くと思われます。
今まで案件が取れていたのに今まではSEOSE1位2位にあれば自分で案件を選べる人は結構いました。
そういう人たちが「あれ?」となっている状態です。
その辺は業界自体が変わってきているので、より受任率を高めるところに力を入れたり、はたまた違う分野にリソースを割いたりして自分自身も変化していかないと厳しい状況となっています。
全然取れないわけではないですが、美味しさ・旨みみたいなところがありません。
いかがだったでしょうか。
2022年の弁護士業界のマーケティングで影響のあった出来事を3つお伝えしました。
以上2022年の3つの大きなポイントでした。
2023年も時代の変化に伴う情報をシェアしていきたいと思っております。
是非ご参考にしてください。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。