こんにちは。法律事務所経営を有利に導くIT戦略をご提案する合同会社レップリーガルです。
本日のテーマは「法律事務所においてGoogleアナリティクスの見るべきポイント」についてお話します。
こんにちは。法律事務所経営を有利に導くIT戦略をご提案する合同会社レップリーガルです。
弁護士さんと話していると「LPを作ってくれませんか」と言われることがよくあります。
そこで、本日のテーマは「LPとサイトはどちらが集客に良いのか」についてお話していきます。
私たちウェブの世界の人間は、ホームページのニーズや用途によってページを使い分けています。
LPとはランディングページと言われる1枚物のページのことです。
1ページですべて完結してしまって、他のページがないのが特徴です。
例としては美容業界によくLPが使われたりしています。
一方、私たちがよく動画でサイトと言っているのは複数ページのあるサイトのことです。
集客用の専門サイトであり、ページ数が多くコンテンツが豊富であるものを集客用の専門サイトと言ったりします。
LPと集客用サイトの大きな違いは、ページの数です。
結論から言うと、LPはおすすめしないです。なぜなら、私たちがお手伝いするのは1人~5人くらいの小規模~中規模の事務所さんが多いからです。
そういった方たちには広告費がかけられないという悩みや、最初からミニマムでやりたいといったニーズがあるからです。
そういった方にはLPをあまりおすすめしないです。
ここでLPのメリットとデメリットの話をします。
LPの1番のメリットはコンバージョン率が高いことです。
LPは広告を使ったときの問い合わせ率が高くなる傾向にあります。
特に1つの商品だけを売る場合にはLPというのはすごく使えます。
基本的にはコンバージョン率=問い合わせという考え方をしますが、
例えば100人が商品説明ページを見た時に下記のような結果になる可能性が高いです。
つまり、同じ商品ページを作るにしてもLPの方が問い合わせのコンバージョン率は上がる傾向にあるということです。
基本的にLPが使われる場面は、単品の商品を売りたい時です。例えば化粧品や弁護士業なら交通事故や慰謝料請求等単品の商品の場合に用いられます。
LPの構成はある程度決まっています。
心理学でこういう風な流れで読んでもらったら、人はものが欲しくなるという事が長年研究されていて、これを応用して1ページに内容をずらっと並べて興味のある人は順番に読んでくださいね、という様にすると欲しくなるようになっているのがLPですね。
単品商品でものを売る場合はLPのほうが絶対コンバージョン率が高くなるとウェブの世界で言われています。
では、ここで実際に具体例を出します。
これは地域や時期によって異なることもありますが、大体肌感として持っていただきたいことです。
例えば交通事故の場合、リスティング広告を使った場合クリック単価が1000円~1500円位する場合もありますが、きちんとキーワード選定をすると800円位で広告を回せたりすることもあります。
交通事故は2件に1件受任が決まることもあり、実際広告費がどれだけかかるのかと言うと、LPの問い合わせの想定値は大体30クリックに1回位が現実的です。
30回に1回問い合わせが来るので、
コンバージョン単位は30クリック× 800円= 24000円で1件問い合わせが得られるという想定になります。
さらに2件に1件受任できるので、48000円(24000円×2回分)用意しておけば交通事故の案件が1件得られるのではないかという想定になります。
これがいわゆる専門サイト(=複数ページのあるサイト)の場合になると、コンバージョン率がLPの場合は30回に2回でしたがサイトの場合はもう少し上がって45回~50回クリックに1回の問い合わせになります。
例えば45クリックで1回の問い合わせだとしたら45クリック× 800円= 36000円で1件の問い合わせということになります。
2件に1件あたりの受任率なので、2倍問い合わせをしていただく必要があり1件あたり72000円位かかってしまうと言う計算になります。
コンバージョン率というのは上記のような違いがあります。
受任率が掛け合わされてくるので基本的にLPの場合48000円で1件、サイトの場合は72000円で1件。
これだけを見るとLPの方がいいと思うのですがLPにもデメリットがあります。
デメリットは3つあります。
まず大きな1番のデメリットはSEO対策(=検索順位を上げる対策)が全くできないことです。これは大きいですね。
例えば「大阪 交通事故 弁護士」で調べたときに、自然検索で検索上位に上げることがLPでは基本的にはできないと思っていて下さい。
基本的にはLPはSEO = 自然検索の集客が全く見込めないです。
それがLPのデメリットのまず1つめになるんですね。
デメリット2つ目はLPの質です。
先ほど想定値をあげましたけれど、理想的な数字でお話しています。
例えば業者さんが作ったデザインが悪かったり、クリック単価が800円だと思っていたけれど、クリック広告を設定する業者や自分自身によっても1200円に上がったり、キーワード選定によって問い合わせ率が変わってくるので、そういったLPの質やリスティング広告の質によっても大きく左右されやすいです。
LPだけで集客すると言うのは質のいいLPを作らないといけないというのがまず1点あります。
そしてきちんとした広告会社を精査しないとなかなかうまくいかないケースは結構多いです。
一時的にうまくいっていても半年後にデザインのブームが変わったり、Googleのリスティング広告の最適な設定もどんどん変わっていくのでどんどん費用対効果が落ちたりするので難易度的には難しいものがあります。
私たちが小さい事務所の方にお勧めしているのはもちろんリスティング広告を使った集客です。
例えば交通事故で先ほど挙げたようにサイトを使った場合には72000円で1件受任が取れます。
クリック広告を使っても1件あたり60万円~100万円位の案件になったりするので費用対効果も良くクリック広告だけを使って集客するのはいいのですが、それを永遠にクリック広告だけに頼るのは勿体ないと思っています。
西宮・尼崎・明石、大阪では枚方や豊中など小規模の地域であればSEOを頑張れば割と短期間(3ヶ月程)で検索順位は上がります。
そういう場合はSEOで検索順位を上位に上げてしまった方が、広告費もかからないのでいいですよね。
SEOで検索上位になって、リスティング広告でも上位表示されるなら広告費が半分という考え方ができなくもないのでSEOを想定した集客も大事であります。
そういった意味では、デメリット1、2をふまえるとサイトを使った方が良いでしょう。
デメリット3つめは、LPと専門サイトでは費用があまり変わらないことです。
LP作成代はピンからキリまでありますが10万円で作ってくれる人もいれば大手広告代理店で50万円かかりますと言う人もいます。
それ以上の金額になると質が良いというよりは少しぼったくり感が出てきますのでご注意ください。
専門サイト制作も色々な業者さんがいますが、だいたい制作費用は30万円~100万円の間だったりします。
となると、実際のところLPと専門サイトでは30万円~50万円しか制作費の差がないということになります。
専門サイトは後々SEOで使えたり、広告費がかからないというメリットがあり、LPだけだったらその時うまくいったけど後々うまくいかないという場合もあったりしますので、
初期費用を考えた時に、サイトを作ってしまった方が結局特だったよねというケースも多いです。
その3つの観点で言うと基本的にはサイトを作るのをオススメします。
小さい事務所はリスティング広告もSEOも両方使って専門サイトで集客していく戦略がいいと思います。
リスティング広告でもサイトでも集客を成功されている方が多いので基本的にはそのスタイルでいいのかなと思っております。
最後にそれでもLPを使いたかったり、LPを使える場合はないの?という意見もあります。結論としてはあります。
パターン1としては、まずは離婚や交通事故のサイトをきちんと作ってSEOも上がり、リスティング広告もうまくいきました、というサイト集客がうまくいって費用対効果が出てきた段階でLPとサイト集客を使い分けるのはアリです。
余裕ができたらランディングページを使ってリスティング広告の着地先はLPにしておいてSEOは普通のサイトで集客するというのが費用対効果を高める1番有効な方法です。
究極的なパターンと言えるでしょう。
パターン2は短期的に今だけ集客がしたいという場合です。
この1ヵ月この1年だけやりたい!という場合です。
例えばブームにのる場合ですね。
期限が決まっているのでSEO対策をやっている暇もないし今やったもん勝ち!みたいなときは、有効です。
LPは早く作れて効率的なので短期的に単品商品の集客をしたい場合はLPを使うのもありだと思います。
広告費をかけてどんどん回していくような感じでやってもらったらいいと思います。
その2つの場合はLPを使う価値はあるでしょう。
その辺をしっかり切り分けた上で集客を想定してもらうと良いでしょう。分野にもよりますがLPと親和性のある分野で使っていけばいいと思います。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。