法律事務所のwebサイトを立ち上げた弁護士の中には、なかなかアクセス数が集まらない・狙ったキーワードで上位表示されないなど、課題を抱えていないでしょうか。
検索エンジン経由で集客するためには、検索結果に上位表示させるSEOと呼ばれる施策が必要です。
今回は、法律事務所のwebサイト運営に悩む弁護士に向けて、web集客に重要なSEOとはどのような対策・方法なのか解説します。
目次
まずは、SEOとは何を指している言葉なのか、意味や目的、現在の検索エンジンとの関係性について解説します。
SEOは日本語で検索エンジン最適化と呼び、検索結果の上位に自社サイトを表示させる対策を指します。
ちなみに検索エンジンとは、私達が普段使用しているGoogleやYahoo!、bingといった情報や商品を調べられるサービスのことです。
たとえばGoogleの検索エンジンから「最寄りの法律事務所」と検索すると、検索者の近くにある法律事務所が表示されます。このように、キーワードに沿った情報を上位に表示させるのが、検索エンジンの特徴です。
SEO対策の優れたポイントは、無料で集客へ向けた対策を施せる点でしょう。
web集客には、SEOを活用した方法に加えて、広告出稿もあります。
主な広告出稿の方法は以下の通りです。
上記の方法はスピーディに集客できる一方、費用負担が大きいため赤字リスクもあります。
SEOの場合は、集客に時間がかかったり技術的な知識が必要だったりするものの、無料で集客可能です。
また、検索意図に沿ったコンテンツ作りはマーケティングにもつながる内容で、他のビジネスにも部分的に応用できます。
無料集客を実現できるSEO対策ですが、難しいポイントもあります。それは、必ず上位表示できる訳ではない・時間がかかる点です。
SEOは、あくまでGoogleなどの検索エンジンに「評価されるであろう」対策を施すものです。そのため、100%上位表示できる訳ではありません。
また、近年ではGoogleのコアアップデート(アルゴリズムの更新)による、順位変動(検索順位が上下すること)が頻繁に生じているため長期的に上位表示が難しい分野も増えてきました。
たとえば1年かけて対策を施した検索順位1位の法律事務所のサイトが、1回のアップデートで30位や50位まで下がることもあります。
他にはSEO対策が専門的で難易度の高い技術のため、弁護士としての業務で忙しい方などには取り組みにくい施策も難しいポイントです。
ここからは基本的なSEO対策を紹介します。
Google社では、ユーザーファーストのwebサイト・コンテンツを評価しています。
つまりアクセスしてきた方にとって、有益なwebコンテンツ作りを追求することが上位表示に重要なポイントです。
有益なコンテンツとは、たとえば以下のような点を指します。
特に重要なポイントは「検索意図に沿った内容」です。現在の検索エンジンは、キーワードに対する正確な答えが必要となります。
たとえば「法律 相談 方法」といったキーワードの場合、方法に加えておすすめの法律事務所から相談費用まで、潜在的欲求にも対応した記事が上位表示しやすい傾向です。
このようにキーワードの奥にある、潜在的な悩み・欲求にも応えたコンテンツ作りが、品質を高めるポイントの1つです。
内部リンクとは、記事同士にリンクを貼り、検索エンジンのプログラムが巡回(クロール)しやすくさせる対策のことです。
例
被リンクとは、外部サイトが自社のサイトへリンクを貼っている状態のことで、こちらも検索エンジンからの評価を高める要素となります。
また、被リンクには以下の方法があります。
1つ目の方法は自社で対策できない部分ですので、被リンクされるよう知名度を上げたりコンテンツの質を高めたりしましょう。
2つ目には注意点があります。それは自作自演と判断されて、検索結果から除外される可能性です。対策としては、リンクを行うブログやサイトをむやみに増やさず、中身のあるコンテンツを更新し続けましょう。
SEO対策の中で近年重要視されているのが、権威性を高める施策です。
Google社は、何を書いているかではなく「だれが書いているか=権威性」という点を重視し始めています。そのため、高品質なコンテンツを作り続けていても、上位表示しない可能性もあります。
権威性を重視する理由の1つは、医療や金融・法律など、人の人生を左右させる分野について無名・素人の情報を上位表示させてはいけないと判断しているためです。
当たり前ですが、医療に関する情報を素人が語っていても、情報の信頼性・安全性・正確性に欠けます。そこでGoogleでは、有資格者や著名な専門家が制作したメディアのみ上位表示するよう調整しました。
弁護士にとっても関係のある内容ですので、権威性を高める施策にも力を入れましょう。
例
SEOとは、検索エンジン経由のweb集客に関する対策のことです。時間と専門的な知識が必要ですが、無料で対策を施せます。
特に法律事務所サイトは、Google社が重視している権威性に該当するジャンルのため、SEO対策も必要です。
これからSEO対策を始める弁護士は、基礎的なSEO対策だけでなく、権威性やYMYL(法律など人生を左右するジャンル)についても覚えておきましょう。
また、webサイトの立ち上げやSEO対策の時間がない弁護士の皆さんは、法律事務所専門のwebサイト制作会社REP-LEGALへご相談ください。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。