パソコンを買い替える場合や、法律事務所などへパソコンを導入する際には、Windowsとmacどちらのパソコンを購入するか悩んでいないでしょうか。
Windowsとmacは、OSからUIまでありあらゆる点で異なるシステムですが、エンジニアなどは「どちらを使用しても問題ない」、「好みの問題」と答えることもあります。
どちらのパソコンもビジネスシーンで使用することに問題はありません。
ただ、弁護士の方に限らずビジネスシーンでは、画質や性能面で比較した方が良いケースもあります。
そこで今回は画質を中心にWindowsとmacの違いを探ってみます。
また、他にも主な違いを紹介するので、どちらのパソコンを主に使用するのか検討してみてください。
目次
Windowsとmacの画質については、ユーザーごとの主観が多く明確な違いは見出すのも難しいところです。
そこで、ここでは一般的な違いを中心に解説します。
Windowsのmacをカスタマイズせず使用した場合は、macの方が綺麗な画質といった意見もあります。
macには、4Kディスプレイに相当するretinaディスプレイと呼ばれる高画質の機種があり、iPhoneやiPadにも搭載されています。
また、2,880ピクセル×1,800ピクセルの高解像度はもちろん、色味にも注目です。
retinaディスプレイは色味や明暗にこだわり、よりはっきりとした黒や白の表現・国際規格のsRGBを採用するなど色彩表現への強みもあります。
では、Windowsディスプレイはretinaディスプレイよりも劣っているのかというと、そうではありません。
WindowsPC・ディスプレイの中には、4,500ピクセル×3,000ピクセルの非常に高画質な機種も60万円以上ですが発売されています。
10万円~20万円台の予算・カスタマイズの予定はない・ゲーミングPCではない・なおかつ画質を優先する場合はmacのretinaディスプレイを選ぶのもいいでしょう。
画質を重視したいと考えている場合は、なぜ重視しなければいけないのか考えた上で判断するのが大切です。
現在のWindowsとmacの画質は、一般の方が見比べても大きな違いを見つけることは難しい程高い品質を維持しています。
また、資料作成など一般的な事務作業に用いるのであれば、4Kディスプレイ・retinaディスプレイを重視する必要性はありません。
反対にゲームやWebデザイン・3Dデザインなどの仕事に携わる場合は、Windowsの高スペックパソコンやretinaディスプレイ搭載のmac、あるいは自作PCが必要となります。
あくまで通常使用の場合は、Windowsとmacどちらを選んでも、画質面で仕事に支障が出ることはありません。
画質に大きな違いはありません。
しかしコストパフォーマンスの面で見てみると、Windowsの方がおすすめです。
たとえば15インチのWindowsと13インチのmacでは、以下のような価格差が生じることもあります。
(Amazon、ビッグカメラでの販売価格を参考)
家電量販店やネットショップによっても価格は変動しますが、基本的にmacはWindowsと同スペックでも3万円程高い相場です。
予算面で悩んでいる弁護士の方は、Windowsを選ぶのがよいでしょう。
Windowsとmacは、画質を支えるディスプレイ、および本体の生産方式にも大きな違いがあります。
このように上記の違いがあるため、Windowsパソコンの画質は購入メーカーによっても変わります。
そのため比較検討する際は、WindowsOSを搭載したメーカーも含めて確認してみることをおすすめします。
続いては画質以外に関するWindowsとmacの違いを簡単に紹介します。
トラックパッドとは、キーボードに搭載されているマウスの役割を持ったパッドのことです。
現在ではWindowsとmacどちらにも搭載されていて、トラックパッドを比較ポイントとして考える方も存在します。
トラックパッドの感度については、一般的にmacの方が評価されている傾向です。
ただ、Windowsのトラックパッドも、通常使用で特に問題はありません。
キーボードについては配置や文字の変換方法が大きく違うため、まずはどちらかのパソコンで慣れる必要があります。
拡張性については、Windowsの方が使いやすいといえるでしょう。
macにもUSBポートはあるもののUSB-Cポートのみのため、変換器を用意しなくてはいけない場合もあります。
一方Windowsは、USB3.1(比較的大きなコネクタのUSB)を標準で実装しています。
そのため、周辺機器と接続する際にスムーズに使用可能です。
データの一時的な保管でUSBメモリを使用したり、周辺機器を使用したりする弁護士の方は、画質よりもUSBポート重視でWindowsを検討してみましょう。
画質よりも大きな違いといえば、対応ソフトおよび標準実装されているソフトウェアです。
たとえば法律事務所でもよく用いるWordやExcelといったMicrosoftofficeは、WindowsOSであれば標準実装されています。
mac向けに開発されたMicrosoftofficeがあるものの、Windows版と完全な互換性は保証されていません。
また、ビジネスの現場で用いられる書類は、WordやExcelがほとんどのため、データのやり取りで支障が出る可能性もあるでしょう。
Windowsとmacの違いは、さまざまな点であるものの通常使用であれば画質よりも、USBや対応ソフトウェア(Microsoftofficeなど)などで比較検討しましょう。
画質については、macのretinaディスプレイは4Kディスプレイに匹敵する性能を持っています。
また、Windowsは、メーカーや価格帯によっても変わりますが、4Kディスプレイ搭載型もあるので、大きな違いはありません。
これからパソコンを購入する弁護士の皆さんは、Windowsとmacのスペックではなく使用するソフトウェアなどから比較検討するのがおすすめです。