弁護士事務所や法律事務所の中には事務所のWebページを所有しているケースも多いのではないでしょうか?Webページを運営する際に欠かせない知識の1つに「html」があります。今回は、このhtmlがどのようなものなのか解説します。弁護士や司法書士の方には直接関係ないもののように思えるかもしれませんが、覚えておくことで何かと役に立つので参考にしてみてください。
htmlとは、Webページを作る際に必要となる「マークアップ言語」と呼ばれる言語の一つです。正式には「Hyper Text Markup Language」と言い、それぞれの頭文字をとってhtmlと呼ばれています。
マークアップ言語は、人が話すような言語ではなく、簡単に言うとコンピューターに情報を与えるための目印だと考えてください。この目印によって記事のタイトルや見出し、表、箇条書きなどを表すことができます。
つまり、htmlを活用することで、コンピューターに「これがタイトル」「ここは太字にして強調して」「ここは箇条書きに」といった具合にWebページの文章構造を具体的に伝えることができるというわけです。
htmlは一見すると、弁護士の方や法律事務所に勤務している方にとって関係のないもののように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
htmlはほとんどのWebページの作成に利用されているため、多くの人は知らず知らずのうちにhtmlに触れていることになります。また、htmlはWebページ以外にもメールやスマートフォンアプリなどでも利用されています。
そのため、htmlの基本を学ぶだけでも大まかなWebページの仕組みを理解することがあのうです。近年では、ホームページやブログが作れるオープンソースのソフトウェアであるWordPressがよく利用されていますが、WordPressにおいても文字を装飾する時などにhtmlタグを使用します。そのため、事務所のWebページをWordPressで作っている場合、もしくはこれからWordPressで作ろうとしている場合などは、htmlについての基本知識を抑えておいて損はしないでしょう。
実際にWebページを作成する際には「htmlタグ」と呼ばれる記号を使って、コンピューターに具体的な指示を出していくことになります。htmlタグとは、< >で囲まれている記号のことで、どのような文章構造になるのかを明らかにしてくれるものです。
htmlタグにはタイトルタグを含め、以下のようにさまざまなものがあります。
このように、htmlタグには様々な種類があり、これらを駆使していくことで、普段みなさんが見ているWebページの形を作っていくのです。なお、実際にhtmlタグを扱う場合に注意しなければいけないのが、htmlタグには開始タグと終了タグがあることです。
例えば先ほど説明した「title htmlってなに? /title 」の場合、開始タグは「 title 」で終了タグは「 /title 」となります。両者の違いは「/」があるかないかだけですが、もし開始タグ、終了タグのどちらかが抜けているとWebページ上でうまく表示されなくなるので、実際に扱う場合は抜け漏れがないかチェックする必要があります。
htmlがどんなもので、具体的にどのようなhtmlタグがあるのか、大まかには理解してもらえたかと思います。しかし、それでもなかなかイメージがわかない場合は、実際のWebページを開いた状態で右クリックをして「ページのソースを表示」を選択するとたくさんの文字が並んだ画面が表示されます。これは、Webページでどのように表示させるのかを記載した指示書のようなものです。この中に先ほど紹介したようなhtmlタグが使用されているので、実際のWebページと比較しながら確認してみると、htmlやhtmlタグがどのようなものなのかより理解できるはずです。
今回はhtmlの概要と具体的なhtmlタグについて解説しました。法律事務所や弁護士事務所の場合、自前でWebページを作っているケースは少ないかもしれません。しかし、htmlはWebページの基本となるものなので、例えばWebページ作成を業者に依頼するときなどでもhtmlの基本知識があるかどうかで、Webページの具体的なイメージを共有しやすくなります。初心者でも比較的簡単に覚えられるものなのでぜひhtmlの基本をおえるようにしましょう。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。