インターネットを閲覧している時に、突然「404」など白地のページに番号が記載されたページを見たことはありませんか?
本来のWebページが表示されず、白地に番号や短文が表示されている状態をエラーコード(HTTPステータスコード)と呼びます。エラーコードは、数字や英語で表示される特定のトラブルを端的に表したもので、管理者などが修正対応しなければ正常に表示されません。
そして法律事務所のWebサイトを立ち上げる予定、運営している弁護士の皆さんにとっても関係のある事象です。
今回は、インターネットで時々見かけるエラーコードの意味をはじめ、主なエラーコードの意味についても解説します。
目次
まずはインターネット閲覧時に見かける、エラーコードの意味や仕組みについて分かりやすく紹介します。
インターネットで時々見かけるエラーコードとは、サーバとの処理やアプリケーション、Webサイトを管理しているシステムや端末のOSに関するエラーを数字と英語で示したものです。そして、Webサイトで表示される数字と英語で構成されたコード全般を、HTTPステータスコードと呼びます。
HTTPステータスコードは、100・200・300・400・500番台に分けられていて、エラーコードは400・500番台に振り分けられています。
HTTPステータスコードの中でも、Webサイトや処理に関するエラーを示す400・500番。どちらもインターネットを閲覧していると、比較的よく見かけるエラーコードで、同じような意味合いに感じるのではないでしょうか。
しかし、それぞれ意味が異なります。
400番台はクライアントエラー、500番台はサーバエラーと呼ばれる種類のエラーに分けられています。
クライアントエラーとは、主にWebサイトを閲覧している側に何かしらの問題がある状態です。一方サーバエラーとは、Webサイト自体に問題をある状態を示しています。
もし、法律事務所の公式サイトを公開した際、500番台のエラーコードが発生してしまった場合は管理している側の問題ということです。
エラーコードを理解する時は、インターネットとサーバの基本を知ることが大切です。インターネットでWebサイトを閲覧するためには、WebブラウザからWebサイトを管理しているサーバへ閲覧に関する通信を送ります。
サーバは、リクエストに応えてWebページを構成しているHTMLファイルとHTTPステータスコードをウェブブラウザへ送ります。
ですので問題がない場合もWebブラウザへ、HTTPステータスコードは受信されています。つまりエラーが発生した場合のみ、画面へ表示される仕組みです。
続いては代表的なエラーコードをいくつか紹介します。
インターネットへ接続し、Webサイトへアクセスした際にエラーコード400が表示された場合は、Webブラウザの問題です。
エラーコード400BadRequest(バッドリクエスト)とは、Webブラウザが適切にサーバからの通信を処理できない状態を指します。一般的な対処法としては、Webブラウザのキャッシュをクリアしたり、別のWebブラウザで閲覧したりといった方法です。
エラーコード404NotFound(ノットフォウンド)とは、アクセス先のWebページもしくはWebサイトが現在存在しない状態を示しています。
つまりWebサイトやWebページが削除されているため、表示できないということです。このような場合は、対処方法がありません。
エラーコード408RequestTimeout(リクエストタイムアウト)とは、サーバ側で定められた時間内に通信が完了しなかったため、強制的に通信切断した状態です。
具体的にはWebサイトのデータをダウンロードもしくはアップロード時に、通信料が非常に多いもしくは通信速度低下してしまうと、408となってしまいます。
身近な例としては、スマホの通信制限で通常時よりも通信速度が低下し、Webサイトを閲覧するまでに時間がかかるパターンです。また、アクセスが集中している場合も、408になることがあります。
対処方法は、時間を置いてアクセス・通信制限が解除された後にアクセスすることです。
エラーコード500InternalServerError(インターネットサーバエラー)とは、サーバ側に突発的なトラブルが発生した場合や閉鎖されている状態の時に表示されます。
サーバ側の予期せぬトラブルでもあるため、閲覧者が何か解決・改善できることはありません。復旧するまで待機しましょう。
エラーコード503ServiceUnavailable(サービスアンエイバブル)とは、アクセス集中などによってサーバ側に大きな負荷がかかり、処理しきれない場合に表示されます。
また、サーバを運営している会社がメンテナンスしている場合も、503が表示されるので一定時間置くことで閲覧できることもあります。
インターネットを閲覧すると時々発生するエラーコードは、閲覧しているWebブラウザに問題があるケースと、Webサイトを管理しているサーバの問題のケースに分かれています。
そのためWebサイトの制作や管理を計画している法律事務所の方々は、リスク管理としてエラーコードの意味と対処法を学んでおく必要があるでしょう。しかし、弁護士の方は日々の業務で忙しいため、WEBサイトの管理を含めて外注を検討するのもおすすめです。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。