「ホームページ突貫工事の末に」
シンプルイズベスト。
この心情をモットーに改革に着手した。
自慢の「IT相談」を前面に押し出してITに強い事務所をアピール。
「行政書士の部屋」「司法書士の部屋」「弁護士のつぶやき」はすべて削除した。後悔はしていない。(笑)
事務所ニュースにはYouTubeで挨拶動画を撮り、
Twitterアカウント、Facebookアカウントを追加するなど、時代の最先端を活用し始めたのだ。
当時、これらを弁護士事務所単位で行っている事務所など皆無だった!(父親譲り)
また、弁護士写真をすべて更新した。
今までは証明写真の羅列のようだった写真だったのだが、見栄えが悪い!と思い、知り合いのカメラマンに写真撮影を依頼した。
このカメラマンはロースクール時代の友人。持つべきものは友人である。
さらに、フリーダイヤルを発番した!
これも、当時の法律事務所・・・(以下略)
構想1週間。施行2ヶ月。ようやくホームページが完成した。
事務所カラーである緑を基調とした落ち着いた雰囲気の中にも、IT相談!の文字が目立つ。
フリーダイヤル部分は赤文字でフリースタイルを貫く!!
さぁどうぞ!!コールミー!!コールアス!!なう!!
「rrrrr・・・」
・・・鳴った!!鳴ったよ!クララ!
「はい!川原総合法律事務所です!」
「あーもしもし、依頼者の〇〇ですけれども、ホームページ変わりましたなー。いいですなぁ。」
・・・(~♪レベルアップの音)依頼者満足が5上がった!!!
既存の依頼者からの満足度が上がったのだ。
きちんとしている事務所、信頼のできる事務所というブランディングが確立したのだ。これは良かった。なによりだ。
事務所の内部からの反応も良かった。ごちゃごちゃしていたサイトが洗練されたことにより、見栄えは格段に良くなったのだから当然だろう。
だがしかし!!
新規の問い合わせがない!一向に増えないのだ!!
OMG!(オーマイガー)
神はまだまだ試練を我に与えたもーのか。
人生甘くない。わかっていたはずだ!
ニッサンを再建させたカルロス・ゴーンもきっと私の境遇に同情し、最適な名言を遺しているはずだ。
「成功は実績によってしか評価されない。」
・・・やばい!私、このままでは評価されない!!笑
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年2か月!!(never give up!!)
●今回の教訓まとめ
<事務所サイトの必要性>
一.事務所サイトでは集客することは難しい。
二.事務所サイトは看板代わりに近い。信頼性を上げるためのブランディング戦略向け。
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。