第5話.「営業の現実」の巻
「営業の現実」の巻
整骨院さんに対する営業は、中長期的には良い方向へ向かう(と思う)が、
短期的な営業としては、なかなか難しいことを実感した。
事務所経営の復活は始まったばかり!
私は諦めずに営業活動を再開した。
さぁどうしよう。。営業といえばとりあえず足!!フットワーク!!
とりあえずまた歩こう!(笑)ということで、
老人ホーム、病院に照準を絞って営業を再開した。
正直、老人ホームに行くことはあまり経験していなかったこともありかなり緊張した。
色々な意味で、大丈夫か!?という老人たちの傍らで、来訪の趣旨を説明する。
病院においても同様だ。
別の意味で、大丈夫か!?という病人たちの傍らで、汗をかきながら来訪の趣旨を説明する。
正直に、この営業期間の間に、根性がついたことは間違いない。
どちらかというと人見知りの私ではあるのだが、営業に人見知りなどいらない。
(人見知り!?うそつけいー!というツッコミはいらない!笑)
笑顔でドアを空け、笑顔で説明する。
パンフレットを受け取ってもらえたらラッキー!
門前払いもしばしば。
でも嫌な顔なんかしない!名刺をもらってもらえるだけでもラッキー!
人に出会えて幸せ!!とかもう営業自体が目的になってきたところで終了のゴングが聞こえた気がした。(笑)
世間一般からして、弁護士事務所に対するイメージは必ずしもいいものではない。
名刺を手渡した途端、「え!?何!?」のような緊張した雰囲気が多かった気がする。
そもそも弁護士事務所の人間が営業に来ることなどない。
実際のところ、「何!?なんなん!?おれなんかしたっけ?」というのが正直の感想だろう。
あとは「弁護士さんも大変なんですね。」という同情なのか皮肉なのかわからない方も多かった。
結果的に、老人ホームを含め、医療関係にもたくさんパンフレットを配り、名刺を置いてきたのだが、
今に至るまで事件に繋がるものはない。
これが現実だ。
老人ホームは病院系列。病院は顧問弁護士が就いている。
おそらくこれも一つの答えだろう。
そもそも弁護士事務所における「営業」とは何なのだろうか。
人の不幸があってはじめて成り立つ弁護士業だ。
不幸のにおいをかいでまわるような私には嫌悪感を抱く方もおられただろうと察する。
事務所に入所して3ヶ月。弁護士事務所の営業なんて考えたこともなく、とりあえずフットワーク軽く、
ほとんど事務所におらずに、整骨院、老人ホーム、病院に名刺とパンフレットを配っただけの営業だった。
回った整骨院 117件
回った老人ホーム 12件
回った病院 5件
門前払いは、言いたくないが老人ホームの半分と病院2件
営業結果:受任1件(整骨院からいただいた人損案件)
厳しい。。と自信喪失、、、
してる場合やない!!
と次なる一手に期待する!!しかない状況だった!!(笑)
どーなる!?おれ!事務所!!
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年7か月!!(おしりに火が、いや焦げてる。)
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。