第4話.「営業四苦八苦」の巻
営業四苦八苦
電話「rrrrr・・・・」
パンフレットを送った整骨院さんからの電話だ!!
「もしもし!?」
「あ、川原さん、お世話になります。」
「いえいえこちらこそです!交通事故の方いらっしゃいましたか?(ドキドキ)」
「いえ、まだなんですけどね。せっかくのご縁ですので、飲みにでもいきながら今後についてお話しましょう。」
「・・・そうですね!」
結局整骨院さんとの良い関係は継続したものの、肝心の交通事故案件のご紹介は1年間で1件だけ。(辛うじて人損だったが!)
もちろん、とてもありがたいのだが、パンフレットを配り続けたあの徒労の日々から勘案すれば、なかなか費用対効果が高い!とは言えない。
なんで交通事故紹介が少ないんやろう~。
なんでやろう~。なんでやろう~。とテツトモばりに悩みまくった結果、一つの答えが出た。
単純明快。
交通事故で重傷を負った方は、整骨院に行くのではなく、当然だが、まず病院にいく。
病院で治療中の患者さんからすれば、それこそ弁護士云々どころではない。
傍らのご家族もそれどころではない。
ある程度治療に目途がついたとき、はじめてご家族がスマホやPCで弁護士に相談を考えるのだ。
場合によれば、医者に問い合わせることもあるだろう。
ネットで「〇〇(地域) 交通事故 弁護士」と調べたら出てくる膨大な弁護士の情報がすべてを物語っている。
それに比べて、整骨院に行く患者さんは、そもそも重症患者ではない。(少ない)
交通事故に遭われた方の中でも、むちうちなどの軽症案件が多く、当然それ自体の患者は多いものの、わざわざ弁護士を雇ってまでー、、
と考える方が多いということもわかった。
接骨院に交通事故案件があるかないかで言えば、確実に「ある!」のだが、
弁護士事務所にとってのどが出る程ほしい案件が多いか、と問われれば、疑問である。
実際に営業活動を通してわかったことは、
少なくとも、守株待兎の精神では、体力が持たないというのが正直なところ。
中長期的に、焦ることもなく、というスタンスであればまだしも、当事務所のように、「ある程度短期間で結果を出す!」必要がある場合、あまり効果的ではない。
これは実際に足を運んでみて、やってみたからこそ得た結論だ。
一度や二度の失敗ではへこたれない。いや、へこたれている時間などない!!
タイミングよく、手持ちのパンフレットもなくなったところで、別の営業方法を考えるよりほかはなかった。
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年8か月!!(他の営業を模索!)
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。