ポータルサイトという新しい武器を手に、
徐々にではあるが、事務所に活気が戻ってきたような気がした。
一日に鳴る電話の数は、本数自体は数えたことはないが、相当な量に達した。
私もたくさん電話対応をしたことで、トーク内容のレベルアップが出来たと実感している。
同時に、左手で受話器を取るため、左腕だけが異常に発達してしまった。(嘘)
また、ネット集客というタイミングを機に、
事務所内部の旧態依然も改善しようと奔走し始めた。
一番はデータ管理だ。私が独自に開発した新件の管理データを、
より弁護士のニーズに合致するような改善を行った。
データ管理を行う一番の目的は「費用対効果」を明確にすることに尽きる。
Aのポータルサイトは月額●円、
問い合わせ何件平均、
来訪率●%、受任率●%
Bのポータルサイトは・・・
といった具合に、費用対効果が一目瞭然となった。
ネットを活用することにより、事務所にどれだけの出費が必要で、
どれだけのキャッシュインがあるのか、
すべてではないにせよ、これらを弁護士、事務局が共有する状態におくことにより、
自身が法律事務所の経営に携わっている、という意識を惹起させる目的もあった。
同時に、弁護士の受任数、受任率も一部公開することにより、
競争をあおり、給与にも反映する一部インセンティヴ制を導入した。
事務所は一時の窮地を脱したかのようだった。
電話が多く、目に見えるように新件も増えてきた。
うーむ、わし今こそ絶好調。
我が剣は 天地とひとつ。(バガボンド感)
しかし、まだ本丸が残っている。
佐々木小次郎を倒さなければ・・・
ではなく、肝心の、自社サイトからの集客はまだまだ未完成の状態だ。
いつまでも他人のふんどしで相撲を取るわけにはいかない。
満を持して、サイトと真剣に見つめ合うことを心に決めた。
一枚の葉にとらわれては木は見えん。一本の樹にとらわれては森は見えん。
どこにも心を留めず 見るともなく全体を見る、
それがどうやら…「見る」ということだ
バガボンド精神めっちゃ通じるもんあるやん!
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年4ヶ月!!(さて、やりますか♪)←バガボンドのどのシーンかわかったらあなたはすごい!
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。