私は、弁護士法人川原総合法律事務所をポータルサイトに掲載し始めた。
この事実は、弁護士業界に少なからず影響を与えたようだ。
なんせ設立35年を越えたベテランの中堅法律事務所が突如様々なサイトに登場する。
「老舗の川原先生の事務所がネットを活用するとは、驚きました!」という声が届いた。
父親のように30年を超えた弁護士は、一言で言えば「ベテラン」の域に達している。
30年以上弁護士業を続けてこれたのは、当然だが、仕事に事欠かなかったからだ。
顧問も100件近く、紹介案件も毎週のようにある。これはひとえに、父親の財産だ。
これらで十分ではないのか?そのような声があったことも事実だ。
この意見は、一般的に、ネット集客は、若手弁護士のために、という前提があるように思われる。
父親と飲んでいたときにこの話を聞いてみたいと思った。
「おとん、ネット集客に対して文句言うてる人おるわー。
このまま続けて大丈夫なん?」
すると父親は、
「人の意見なんて全く気にせんでいい。
人も弁護士も変わっていかなあかんねん。
はよ変わるか、変わらへんか、それだけや。」
この考えこそが、川原総合法律事務所がネット集客を続けていく理由なのだ。
時代は変わってきている。
A.Iなるものが進化を続け、人に成り代わろうとしている。
決して弁護士業も対岸の火事ではないのだ。
アンドロイドに仕事を奪われる。この危機感を抱けるかどうか。
しかもそれは、危機に陥っていない状況でだ!
父親はその感覚を持っていた。
私にとって、それはイケイケGOGOサインに等しい。
我は行く。青白き頬のままで。(ひげのあと?)
明らかにポータルサイトからの問い合わせが徐々に増えてきた。
「~サイトを見たんですが。」
「新規で交通事故の相談をしたいのですが。」
実がなった。
実がなったよ!クララ!(ひつこい)
経営回復待ったなし!?
その甘い考えは、またもやすぐの挫折を迎えることとなる。
きっかけは事務局からの不平だった。
「川原さん、ネットからの電話は質が悪いです。」
さて、と。どないしょ。
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年8ヶ月!!(一難去ってまた一難。わし長男。)
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。