野生爆弾ばりの勘を頼りに、複数のポータルサイトに登録してみる。
このことを決めた私は、結論として、とりあえずたくさん登録した。
「弁護士 ●●(交通事故とか分野)」「大阪 弁護士 ●●」
これらの上位に表示されるポータルサイトに対し、
しらみつぶしに問い合わせを行い、 原則は無料登録、有料しかなければ、ミニマム期間での有料登録を交渉した。
その中で、正直なところ、「なんやここ!?」的なサイトがあったことも事実だ。
絶対問い合わせないやろ!!とツッコミながら「登録」を押す。
虎穴に入らずんば虎児を得ず!
自分の直感を確信に変えるためにも登録を行う。
そしてエクセルで集計表を作成し、収支を確認する日々が続く。
時間をかけ、「意外とできるやん!」なサイトが見つかれば、
契約を延長したり、上位プランに変更したり。
反対ならばばっさりと斬ったり。(残念!!)
また、川原総合法律事務所には弁護士が8人いることも功を奏した。
同じサイトに個別登録してみる。 川原弁護士が強いのか、
はたまた、若手弁護士が強いのか、女性弁護士が強いのか。
正直やってみやんとわからん! 失敗を覚悟で登録と削除を続ける日々が続いた。
またさらに、同じサイトの中でA弁護士の問い合わせが良い!
と判明したら、 今度は顔写真を変えてみる。
弁護士紹介文章を変えてみる。
趣味を書いてみる。
など試行錯誤。いや、十行錯誤くらいした。
(えと、「試」を「四」として、という…)
そこであぶり出された数字が、文字通り生きた数字だ。
長期熟成された集計表を前にした私は、
まるでダイアモンドの原石を発掘したような表情で悦に浸っていた。
「これもまた一つの答え!」
少し脇道に逸れるかもしれないが、
ポータルサイトに掲載する写真には本当にこだわった。
知り合いのプロのカメラマンに派遣撮影を依頼する執拗ぶり。
「綺麗に撮れるんやったら一眼レフで撮ったらええやん!」
そんな意見もあるだろうが、私からすればこれは本当に違う。
一つの表情、一瞬の笑顔に「命」を懸けたカメラマンの撮る表情は、
数万のデジカメでは決して再現できない。
この表情をした次の瞬間にはこの表情をする、しかもほんの一瞬だけ!
そしてそれがわかるのはカメラマンの経験と、それにもまさる野生の勘なのだ。
その表情が問い合わせの一本を左右する。
正直、カメラマンなど掃いて捨てるほどいる。
ケータイを手にする私たちも狭い意味ではカメラマンだ。
しかし、「プロ」カメラマン、つまり、人から対価を得て、
写真に命を吹き込むように撮るカメラマンと同じ土俵にはいない。
これは道具が違うだけではない。意識が違うのだ。
そしてそれは、法律の世界でも同様なのだ。
営業を開始してからわかったことは、
司法試験に受かった「弁護士」とプロの「弁護士」との大きな違いがあること。
このあたりはお酒でも飲みながらゆっくりと語りたい分野でもあるので今後に稿を改めたいと思う。
弁護士法人川原総合法律事務所
V字回復まであと!1年9ヶ月!!(脇道逸れすぎ!しかし大事!)
法科大学院を卒業後、父親が経営する川原総合法律事務所の営業責任者として勤務。入社当時は事務所は紹介営業に頼っていたため年々売上が減少し、このままの状態では事務所経営自体が存続できない状態となる。そこで、一念発起しインターネット集客を事務所に本格的に導入。
当初は、手当たり次第に集客を試みるがほとんど成果に繋がらず苦悩。しかし、半年間ほど苦悩し努力を続けた結果、徐々に問い合わせが増えるようになる。その後の3年間で当初年間200件程度だった事務所の相談件数が6倍の1200件に急増。
そして、自身の法律事務所集客ノウハウを自分の事務所のためにだけ使うのではなく、「優秀な弁護士の先生方を少しでも世の中の人々の身近な存在として知ってほしい」と考え、弁護士専門集客カンパニー合同会社レップリーガルを設立。一般的なホームページ制作会社のマーケッターとは違い、法律事務所の目線に立ち、ただ単にホームページを作るのではなく、ポータルサイトとの連動、弁護士の先生方の特長や業務内容などを踏まえた上で、法律事務所の収益アップを実現するための全面的なアドバイスを実践しております。