新型コロナウィルスの影響もあり、各種会議をWeb上で行なっている弁護士事務所、法律事務所も多いのではないでしょうか?また、コロナウィルスが落ち着いてからも遠隔地からWeb会議を行う機会はあるはずです。この記事では、Web会議ツールとして活用できる「Skype」についてその概要から特徴などについて解説します。
目次
Skypeは世界中でチャットや音声通話、ビデオ通話、ファイルの共有などが行えるWebツールです。会議などのビジネスシーンはもちろん、プライベートでの通話などにも利用されています。元々は、ルクセンブルクにあるスカイプ・テクノロジーズ社のもとで発足しましたが、2011年にマイクロソフト社に買収されて現在の形に至っています。
SkypeはMacやWindowsといった各種パソコン、スマートフォン、タブレット端末、さらにはゲーム機など幅広い機器で利用可能です。また、有料プランも用意されていますが、無料でも利用することができます。
Skypeでは、以下のようなことが行えます。
画面の共有やグループでの通話ができるので、会議での利用にも向いています。通話しながらチャットもできるのでURLの共有なども簡単です。
ここからは、Skypeの始め方について解説します。Skypeを始める場合、大きく分けて以下の3つのステップがあります。
それぞれのステップについて解説します。
Skypeを利用する場合、まずSkypeのダウンロードをする必要があります。ダウンロードは以下のURLから行うことができます。
https://www.skype.com/ja/get-skype/
ダウンロードページを開くと、使用するデバイスが表示されるので、適切なものを選択しダウンロードを行ってください。
Skypeを利用するにはアカウントがなければいけません。なお、Skypeは現在マイクロソフト社が提供するサービスなので、Microsoftアカウントでも利用可能です。
アカウントを持っていない場合は、Skypeを起動して「新規アカウントを作成」を選択してください。アカウント作成ページが表示されるので、内容に沿って情報を入力すればアカウント作成完了です。
ダウンロードが完了し、SkypeアカウントもしくはMicrosoftアカウントが用意できたらSkypeにサインインします。サインインはSkypeを開き「Skype 名、メール、携帯電話」を選択し、Skype名とメールアドレスもしくは電話番号を入力してください。その後「サインイン」を選択し、パスワードを入力したうえで矢印をクリックすればサインインができます。
サインインが完了したら通話を行うことができます。先述の通り、Skypeでは1対1での音声通話のほか、グループでの音声通話を行うことができます。
通話をする場合、通話相手がSkypeにログインしていればいつでも行えます。まず、通話したい相手を選択するために、連絡先のページを開きます。連絡先リストが表示されるので、話したい相手を選択し呼び出しを開始してください。相手が応答すれば通話が始まります。なお、通話履歴のある相手なら履歴からも呼出をすることができます。通話を終える際は、通話終了ボタンをクリックすれば通話が切れます。スマートフォンでの通話と同じような感覚で通話できると考えてください。
弁護士事務所や法律事務所の場合、所員間でのグループ通話を行うこともあるかと思います。ここでは、グループ通話について解説します。
グループ通話を行う場合は、まずグループを作成する必要があります。グループは以下の手順で作れます。
グループを作るとデフォルトでは追加した人の名前がグループ名として表示されているので、グループ名を任意のものに変更することをおすすめします。
また、既存のグループに新たにメンバーを追加したい場合は、連絡先内にあるグループを選択し、追加したい人をドラッグすれば追加できます。
Skypeでは最大で50人まで同時に音声通話ができます。グループで通話をする場合、連絡先から通話したいグループを選択し、「グループと通話」をクリックすれば呼び出しが始まります。メンバーが呼び出に応答したら通話開始です。
なお、自分がホストとなって通話を行なっている場合、自分が通話を切るとグループ全体の通話も終了します。一方でホスト以外が通話を切ってもグループの通話は継続されます。
今回は、Web会議ツールとして活用できるSkypeに関して、その概要から具体的な使い方について解説しました。Web会議が行えるようになれば場所を気にせずに、いつでも会議を行うことができます。特に弁護士や検事の方は忙しくて会議室に顔を出せないケースもあるかと思うので、ぜひ活用してみてください。