弁護士事務所や法律事務所の仕事において、パソコンの利用は欠かすことができません。一方で、パソコンを使っているもののいまいち使いこなせていない人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では、パソコンの中でもウィンドウズをもっと使いやすくするためのちょっとしたテクニックについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ここからは、Windowsをより使いやすくする方法を紹介します。簡単にできるものばかりなので、是非設定してみてください。
Windowsのパソコンを使う上で欠かせないのが、Microsoftアカウントの作成です。MicrosoftアカウントはOneDriveやストアアプリといったMicrosoftが提供する各種サービスを使うためには欠かせない設定となっているため、必ず作成するようにしてください。
高速スタートアップとは、パソコンが起動巣までの時間が短くなる便利な機能です。しかし、場合によっては動作不良を起こすことがあり、最悪の場合、外付けHDDのデータが消えてしまう恐れもあるため、高速スタートアップについて詳しくない人やパソコンの扱いに慣れていな初心者は無効にすることをおすすめします。
Microsoft IMEの予測変換機能とは、検索エンジン「Bing」のオートサジェストを利用したもので、文字を入力する際に、多くの言葉を予測変換として表示してくれます。言葉の入力途中で予測変換が出てくるため、入力の手間が省けます。弁護士事務所や法律事務所は事務作業などで文書作成なども多く行うと思うので、設定しておくことをおすすめします。
タスクバーとはデスクトップの右下にあるアイコンのことです。タスクバーを設定しておくと、利用したい機能をすぐに利用することができるため、仕事のスピードもアップするはずです。普段の業務で使用する機会の多いアプリなどを設定しておくようにしましょう。
パソコン上では、動かしているつもりはなくても、実は動いているプログラムというものがあります。これらのプログラムの中には、アンチウイルスソフトなどパソコンの利用にあたって欠かせないものもありますが、そうでないものもあります。そのため、不要なバックグラウンドプログラムは無効化するようにしましょう。無効化することで動作の高速化も期待できます。設定は、「歯車」アイコン→「プライバシー」→左メニューの「バックグラウンドアプリ」→「アプリのバックグラウンド実行を許可する」と進み、不要なアプリをオフにすれば行えます。
パソコンを立ち上げると自動で起動するアプリやプログラムなどがあります。これらのアプリをすぐに利用するのであればそのままでも構いませんが、使わない場合は、不要な自動起動プログラムはオフにしておきましょう。そうすることで、パソコンの動作自体も速くなる可能性があります。オフにする設定は、「歯車」アイコン→「アプリ」→左メニューの「スタートアップ」と進むと、自動起動プログラムが表示されるので不要なものをオフにしてください。
プロセッサの電源管理を行うと、パソコンの動作の高速化が期待できます。設定は、「歯車」アイコン→「システム」→左メニューの「電源とスリープ」→「電源の追加設定」→「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」と進んでください。すると「電源オプション」のダイアログが出てくるので、ここで各種設定を行います。具体的には「最小のプロセッサの状態」であれば、30~50%を目安に設定し、「システムの冷却ポリシー」を「アクティブ」に、そして「最大のプロセッサの状態」を100%にするのがおすすめです。
Windows10を利用している場合、スタートメニューを選択すると、タイルと呼ばれる四角いアイコンが並んだページが表示されます。このタイルはカスタマイズができるため、よく使うアプリなどをタイルに設定すれば、ショートカットとしてすぐに起動させることが可能です。設定方法は、スタートメニュー→タイルに表示させたいアプリやプログラムを右クリック→「スタートにピン留めする」を選択するだけです。
パソコンを起動すると必ずパスワードの設定を求められますが、いちいちパスワードを入力するのが面倒という人も多いのではないでしょうか。そのような時はパスワードの代わりにPINコードという4桁の数字を入力するように設定することをおすすめします。設定方法は、「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」と進み「PIN」を追加するだけです。4桁の数字の入力のみなので、さっとパソコンを立ち上げることができます。ただし、PINの管理には注意してください。
パソコンの動作が遅くなる原因には様々なものがありますが、その1つがアニメーションの存在です。例えば、アプリやフォルダーを開く際のアニメーションをオフにすると、動作がスムーズになります。設定は、「設定」→「簡単操作」→「ディスプレイ」と進み「Windowsのシンプル化とパーソナル設定」の中の「Windowsにアニメーションを表示する」をオフするだけです。パソコンの鈍化は仕事にも影響するので是非設定してみてください。
スナップ機能とは、複数のアプリを並べて表示できる便利な機能です。以前は2コマまで並べることができましたが、Windows10では4コマまで並べることができます。使用したい場合は、各ウィンドウのタイトルバーをドラッグして四隅のどこかにドロップするだけで。複数のアプリやウィンドウを同時に確認できるので、作業効率もアップするはずです。
今回は、Windowsのパソコンをより使いやすくするための方法について解説しました。弁護士事務所や法律事務所では、Windowsのパソコンを利用しているケースが多いのではないかと思います。より作業を効率よく進めるためにも、是非、取り上げた方法を実践してみてください。