ブログやWebサイトを制作する上で欠かせない、サーバーとドメイン。しかし、初めてWebサイトなどに関わる場合は、サーバーとドメインの役割や関係性について疑問点の多いところではないでしょうか。
サーバーとはWebサイトやブログを保管しておく場所で、ドメインは住所のようなものという違いがあります。
これから法律事務所のWebサイトで集客するためには、弁護士の皆さんもサーバーとドメインの基礎知識および関係性は覚えておくことが大切です。
今回は、Webサイトに関わるサーバーとドメインの役割や特徴、関係について丁寧に解説します。
目次
まずは、サーバーとドメインの役割と関係を解説します。どちらもWebサイトの運用で必要不可欠ですので、法律事務所の公式サイトを運用する上でも欠かせません。
サーバーとは、家や土地などにたとえると「土地」に相当するものです。そしてWebサイトは「家」に相当するもので、「家」を建てるためには「土地」が必要です。
つまりWebサイトを設置・管理するためには、サーバーへWebサイトのデータを送信・保管しなければいけません。
世界中に存在するWebサイト・ブログ・ネットショップ・公的機関のWebサイトなどは、全てサーバーに保管・管理されています。
ドメインとは住所に相当するもので、Webサイトごとに固有のドメインが割り当てられています。
WebサイトのURLは以下のように構成されていて、URL全体をアドレスと呼びます。そして「1234jp/」がドメインです。
インターネットの世界では、ドメインを基にWebサイトの場所を特定・データのやり取りを行います。ですので、ドメインを取得しなければ、Webサイトやブログを制作してもインターネットに公開できません。
Webサイトは「家」、サーバーは「土地」、ドメインは「住所」の役割を持っています。そして、全てのWebサイトは、サーバーとドメインを取得した上で運用しています。
しかし、サーバーとドメインを取得しただけでは、Webサイトの場所を見つける(検索)ことはできません。
インターネットの世界では、Webサイトの場所をスムーズに検索・通知してもらうためにDNSサーバー(ネームサーバー)を経由します。
DNSサーバーとはドメインネームシステムサーバーの略称で、パソコンおよびWebブラウザとWebサイトが設置されているサーバーの間に位置しているシステムです。
つまりパソコンとサーバー、DNSサーバー、ドメインは以下のような流れで連携しています。
このようにサーバーとドメインはWebサイトの管理の他、検索や閲覧時にも重要な役割を担っている仕組みです。
ここからは、もう少しサーバーとドメインの機能や特徴を詳しく紹介します。
弁護士の皆さんが法律事務所の公式サイトやブログを立ち上げるには、Webサイトの他にもサーバーとドメインの取得が必要になります。
そしてドメインには、gTLDドメインとccTLDドメインと呼ばれるタイプがあります。
簡単に解説すると、以下のような役割・仕組みです。
ドメインを取得する際にgTLDドメインは複数所有できます。また、ccTLDドメインも1ユーザー・組織に対して、○○.jp(○○は任意の文字を組み込める)は複数所有可能です。
しかし、co.jpなど属性ドメイン(.jpの前に固有の文字が組み込まれているドメイン)の場合は、1ユーザー・組織に対して1ドメインと制限されています。
ドメインには、独自ドメインとサブドメインが存在します。独自ドメインとは、サーバーやドメイン会社などで取得した、任意の文字・数字を当てはめている有料のドメインです。
一方サブドメインとは、独自ドメインをベースに作成したドメインを指します。
このようにサブドメインは独自ドメインの中に、追加で文字列を設定できるのが特徴です。メインサイトと関連しているWebサイトやブログを作成する際に、サブドメインを取得することもあります。もちろん、関連していないWebサイトを作成する際に、サブドメインを活用しても問題無く運用できます。
サーバーにはさまざまな種類があり、役割や必要とされる性能に応じて変わります。
たとえば法律事務所の公式サイトや代表者ブログを制作する際は、データベースサーバーにファイルを保管し、更新した際のファイル転送にFTPサーバーを使用します。しかし、初心者が扱える程簡単な内容ではないため、一般的にはWeb制作会社へ依頼するのが現実的です。
サーバーとドメインの関係性は、身近なものに例えると「土地」と「住所」に置き換えられます。Webサイトは「家」に相当していて、「家」を建てるためにサーバー・「土地」を確保します。そして多くの方に知ってもらうために、住所であるドメインを取得します。
法律事務所を立ち上げるためにはWebサイトとサーバーが必要で、登録・集客するためにはドメインの取得も欠かせません。
まずは今回ご紹介した関係性を理解した上で、Webサイトの制作を検討してみてください。
共同代表の川原と共に合同会社レップリーガルを立ち上げる。サイト制作のマーケッターとしてサイト開設のディレクション、コンテンツ作成に携わる。ターゲットが思わず読みたくなる、集客に繋がるコンテンツ作りのプロとして、法律事務所のサイトを250以上構築し、常時20個以上運用・サポートを行っております。